妖精王・12
先ほどの場所から走ること10分・・・
さすがに山道を全力疾走は辛い
透明「す、昴どこまで」
昴「あそこだ」
透明「・・・川」
目の前に現れたその場所は、小川が
流れている何とも風流な場所だった
透明「う、うわっ凄い気配」
昴「皆無事か」
昴の言葉に場の空気が勢いをもって
流れ出す
透明「こ、これ、全員妖精か」
目の前には、妖精、妖精、妖精
数え切れない色々な妖精が集まりだす
なんだか、ちょっと怖いくらいだ
昴「・・・・・ふぅ~っ大丈夫そうだ」
透明「それにしても、凄い数」
昴「この時間、ここには山の妖精が
ほとんど集まってくるからな」
しばらく様子を見ていると、妖精の中でも
ひときわ小さい妖精が昴に近づいて来た・・・
透明「(な、なんだこのちっこいの)」
妖精「ぴき~っぷんぷん」
透明「あっ、そっか」
私は、昴の腕を掴む・・・。
妖精「なんだお前~~~っこのドサンピンが~」
透明「ド、ドサンピン」
妖精「ちっこいとは何だぷんぷん」
透明「あっご、ごめんなさいつい・・・。」
妖精「ついだと~この野郎やるか~っ
やるなら、相手してやるぞ~
こいシュッシュッこいこい」
ビー玉くらいの妖精に、挑発されても・・・
昴「ロキその辺にしておけ」
ロキ「けっ昴くんに感謝しな」
あれこの子は、昴のこと昴くんなんだ
妖精「ロキ言葉が悪いです」
昴「キキも無事か」
キキ「はい昴様」
ロキ「キキは人間に甘いんだよ」
キキ「だめよロキ人間とは仲良くしなくちゃ
初めまして、キキと申します」
透明「あっ透明です初めまして」
昴「ロキとキキは、この西の野を管理する
古株の妖精なんだ
これでも、300歳なんだよ」
透明「さ、300歳この、ちっ・・・いや
そ、そうなんだ・・・」
それじゃ~、さっきの小さいお爺さんはもっと
年上ってことだよな~
昴「ちなみに、さっきのオンじぃは、200歳
くらいかな」
透明「えっちょ、ちょっと待って
だって、さっきの妖精は」
昴「透明は、見た目や雰囲気を気にしすぎ
なんだよ
妖精の見た目は、姿形で判断するものじゃ
ないんだよ」
透明「う~~~ん頭が混乱してきた」
昴「ところで、ロキ
この辺りで、何か変わってことは無いか」
ロキ「う~ん、特にはないけど・・・。
何かあったの」
昴「うん庵(イオリ)の結界が破られた」
ロキ「」
キキ「えっそれじゃ~」
昴「奴らの可能性がある」
また、奴ら
透明「昴さっきから言ってる奴らって」
昴「ああ奴らって言うのは・・・。」
次回、奴らの正体が・・・。
続く・・・。
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コメント
ドサンピン・・・めちゃくちゃうけました(笑)
今日は魔導の日ですね。
透明先生、いつも有難うございます。
透明先生こんにちは{YES}
ドサンピン・・・久しぶりに聞いたような{スマイル}{汗}
妖精さんを見たらやっぱり、何だこのちっちゃいの?
ってつい言ってしまうかも{わお}
ちっちゃい妖精さんとケンカしてみたい気も・・・{ルンルン}
透明先生、こんばんは♪今日は魔導の日の図形UPとお知らせをありがとうございました♪
ドサンピン…思わず意味を調べてしまいましたがな(^^)!さすがご長寿{CARR_EMO_330}古い言葉もご存じなんですねー{CARR_EMO_390}
…って、オイッ{CARR_EMO_18}★
妖精さんと是非仲良くしたいです{CARR_EMO_382}{CARR_EMO_330}
ドサンピン、意味をググったら語源に江戸時代の侍の給料の事が出て来たっす!
さすが300歳(´゚д゚` )