幸か不幸か・3
透明「・・・・・・・・
(なるほどな~・・・しかし、これは・・・)」
高沢「・・・・・・・・。」
う~ん・・・私が視た限り、ちょっと厄介な問題かも
しれないぞ・・・それに、ちと、伝えにくいかも・・・
透明「ふ~っ」
高沢「せ、先生」
透明「お待たせしました
まずは、何からお伝えすれば良いのか、
考えてしまいますが・・・」
高沢「も、も、もしかしてやはり、イジメでしょうか」
透明「い、いやそうでは無いのですが・・・。」
高沢「ハッま、まさか、悪い友達に唆されて」
透明「え~っとそうでは無くて・・・」
高沢「せ、先生・・・まさか知佳に悪い虫がついて」
透明「いや~っそ、そう言うわけでもないのですけど・・・」
高沢「先生ハッキリ言ってください」
透明「ま、先ずは、落ち着いて
順番にお話しますからね」
やれやれ・・・やっぱり、気づいていないのか
透明「先ずは、知佳ちゃんが学校を辞めると言い出した
ことですが」
高沢「は、はい」
透明「娘さんは、夢があるみたいで・・・。」
高沢「夢」
透明「多分、高沢さんには伝えていないのだと思いますが
知佳ちゃんは、プロのダンサーになりたいと思っている
みたいで・・・。」
高沢「ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダンサー」
透明「お、落ち着きましょう」
高沢「プロのダンサーなんて、なれるわけ無いじゃないですか
もともと、大して運動神経も良くないし、今までも、
ダンスなんて習ったこともないんですよ
あの子、そんなことの為に、学校を辞めるなんて」
透明「ま、まあ、まあ、知佳ちゃんは、本気でプロを目指すために、
留学しようと思っているみたいで」
高沢「そ、そんなこと、させるわけ無いじゃないですか
それに、お金はどうするんですかそんなことのために、
家は一切、お金は出しませんよ」
透明「う~ん・・・だから、学校を辞めて働こうと考えている
みたいなのですが・・・」
高沢「」
やべっ高沢さん、放心状態・・・
しかし、参ったな~・・・ここからどうやって話したものか
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
ポチしてくれると励みになります
コメント
親の心を子知らず
子の心を親知らず
間に入るものの心は誰も知らず…
仕事柄、よく直面する問題です。
私は相手の心が見えなくて右往左往するだけですが、それなりに大変です。
透明先生はどちらの思いも見えすぎちゃってもっと大変そうです…。
おいしいスイーツに癒されてください(>人<)
その年齢で、ハッキリした夢を持ってるのは素晴らしいですね。
ただ、道は険しそうだから親御さんの心配は当然ですね。
私が親ならホントに悩みますσ^_^;
子どもとしては、やはり一番身近な人に信じて欲しいな~と思います。
夢を実現させようと決めた瞬間から不安も生まれるから…。
もし、自分の為を思ってくれてるのがわかっても、全力で否定されたら酷しいなー。
もちろん親に信じてもらう為に、子どもだって何かを示さなくちゃいけないのかな?とも思いますが。
頑張ろう!と決めても自分自身の事がどこかでわかってる分、心細さも不安も拭えない部分がある。それでも、諦めきれない時もある。
だからこそ、やっぱり誰よりも信頼して欲しい人っているからな~。
透明先生 みなさま こんにちは♪
知佳ちゃん、その年齢で夢を持っている
というのはスゴイと思います!
ただ、親の立場としては「どこまで本気で
考えているのか?」が気になるところです
ねぇ。
親はそれまで育ってきた過程を、一番近くで
見ているので、その子の性格を加味して
「本気なのか?一時の気まぐれなのか?」
を判断してしまうのだと思います。
高沢さんの「完全否定」的な態度もどうかな
と思いますが、知佳ちゃんがこれまで何も
自分で決められずフラフラしているような子
だったのなら仕方がないよなぁ…とも思いました。
ふと「耳をすませば」という映画を思い出しました。
主人公の中3の女の子が夢に向かって少しだけ
背伸びをしてみて「やっぱり今は勉強することが
必要だ」と悟る…。そんな内容だったと記憶して
いますが、一度自分の枠を超えてチャレンジして
みて実力を悟る…悟った上でどうすればいいのかを
考えるという作業が必要な気もします。
これからどう展開していくのかな?
続きを楽しみにしています{ラブ}
なんだか、昔の私を見ているようです 笑
知佳ちゃん、応援したくなってきました。
私もかつて高校時代にダンサーになりたくて本気で頑張ってた時期があったんです。
ダンサーになりたくて選んだ部活で、けっこう頑張ってて1年の時からメンバーに入って、気がついたら2年の時には結果が出ていました。
学年の先生にも、他の学年の先生にも誉められて、嬉しかったです。
でも、認められたのは部活でのことだけで、勉強の方はさっぱり…笑
まだ若かったので、学問は必要ないし!勉強してたら練習の時間なくなるし!みたいなめちゃくちゃな考えを本気でしてて笑
でも、本気で生活してて、高校はとても楽しかったです!
遊ぶ時間も、勉強の時間も削って、ほぼ練習してたけど、でもそれが苦ではなくて本当に楽しくて、かけがえのないことを学ぶことができて、人生の中でキラキラした時間でした。今でも、疲れたり辛くなると、あの時の気持ちを思い出して、キラキラな雰囲気にひたって、自分を軽くしています笑
でも、ダンスができる大学でも勉強しなくても入れるような学校は親が認めてくれませんでした。勉強も頑張ってる人間がいて、かつダンスも頑張る人間がいるような所に入れる実力を、つけてなかったんです。
結局、親の仕事を継ぐことになりました笑
割りと自由にさせて貰った高校時代は本当に楽しかったですが、学問のおもしろさに早く気づけていたらなと思います 笑
大学時代はやりたいことではなくて、しかも私が苦手な場所での仕事だし、半ば仕向けられて行ったので、最初は楽しくなくて息ぐるしかったですが、学んでいるうちにだんだんと楽しくなり、人を救うことができる親の仕事の素晴らしさに気づくことができました!
学んでも学んでも、学ぶことがたくさん出てきて、高校時代みたいに、楽しいだけ、とはいかないけれど、早く働けるように頑張っています。
なんか、懐かしくなってしまい、ついつい長文になってしまい、失礼しました。
知佳ちゃん、ずっと応援していますね!