房総・暴走・また坊僧・・・・13
しばらくの間、樹院様が浄化をスムーズに
行えるかを見極めていた私は、樹院様の浄化が
上手く安定し、進んでいることを確認したうえで
話しかける
透明「(樹院様いかがですか)」
樹院「あああああっ・・・心地よい・・・。」
透明「(長年のお役目で疲弊している御体を、
今はしっかりとお休めください
今の状態で浄化が進めば、3年ほどで
大体の浄化は終わると思います)」
樹院「しかし・・・役目もあろう・・・。
我の意義を・・・もどさねば・・・。」
やはり、戻して欲しいんだ・・・
透明「(樹院様・・・ひとつ提案があるのですが)」
樹院「」
透明「(これから私が樹院様にお戻しする呪法は、
今までのモノとは多少違うモノを配させて
いただきたいのです)」
樹院「どういうことじゃ」
透明「(今までの呪法は、媒体となる樹院様が
穢れを全て受け止めるだけの邪法です
古の呪法は、犠牲のもとで成り立つ
ものが多く、その手法は現代では使いません
そこで、この度、私が樹院様におかけする
呪法と約定は、今の時代に合ったモノにしたいと
考えております・・・。)」
樹院「時代・・・」
透明「(私がこれからおかけする呪法は、この地の気脈を
集め、樹院様の長い根から、この地に住まう人々に
多くの幸を届けてあげることができる呪法です)」
樹院「な、なんと」
透明「(元々この地は、龍穴となる非常に良い土地です!
今までは、ただその土地の力を使い、悪いモノだけを
集め何も残すことはできなかった・・・。
それどころか、誰かが犠牲にならなければ成り立たない
悲しい呪法だったのです
しかし、この方法であれば、樹院様を媒体に、土地の栄気を
沢山の人に分配してあげられる
それこそ、樹院様が沢山の人を幸せにできる方法なんです)」
樹院「そ、そんなことが・・・できるのか」
透明「(できます樹院様が護ってきたこの土地と、樹院様のお力が
あれば)」
樹院「う~~~~む・・・・・。」
古からの呪法は、どうしても偏っている・・・。
私は、誰かが幸せになるために誰かの犠牲があるということに
強い反発心があった・・・。
樹院「・・・あいわかった・・・よろしく頼む・・・。」
透明「(はい任せてください)
怜少し手伝ってくれるか」
怜「ほえ」
透明「千手法で相和させるから」
怜「千手法相和」
透明「・・・・・・・」
怜「わ、わかってる・・・え~っと・・・。
要するに、土地から栄気を吸い上げて
樹院様を通せばいいんでしょ」
透明「うんその通り」
次回、新たな呪法にて、樹院様がよみがえる
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
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コメント
こんにちは( ^ω^ )♪
樹院様、良かったですね~(/ _ ; )❤︎
もう、苦しまなくていいと思うと私も嬉しいです。
難しい事も有るかも知れないけれど、何かの犠牲の上に成り立つ幸せより、皆んなが幸せな方がいい…
透明先生、本当に優しい方。
同じ時代に居合わせたことがとても幸せです(*^^*)
東京は寒い雨夜です、風邪ひきそうだす(T_T)
鑑定のたびに先生が行われる技法は専門的なので、スピリチュアル素人の私には、用語からしてチンプンカンプンですが(^_^;
(知らない単語いっぱい💧)
先生の、誰かの幸せために誰かが犠牲になるのは嫌だ、という強い信念……
この想いが、先生の異能力と鍛錬された技の頼もしい強さなのかなあと思いました
どんな困難なハードルも諦めない姿勢、なんだか、それも読み続けたい理由だろうなあ……
樹院さまは今も房総のどこかで、地元のみなさまを守っているんですね
手足冷えてるけど、ほっこりになりました
(^∇^)