房総・暴走・また坊僧・・・・14
透明「さてとそれじゃ~、準備は良い」
怜「オ~ケ~」
透明「(樹院様それでは、始めます)
オン・バ・オン・カラ・・・・・・・・・
ダニ・・・マニ・・・・オン・カク・・・
・・・オン・バザラ・タラマ・キリク」
怜「オン・バ・オン・カラ・・・・・・・・。」
しばらくの間、私と怜の詠唱は続く・・・。
私は、この土地に龍脈と樹院様をつなげる作業に
没頭し、怜が約定となる媒体を樹院様に作り上げる
1時間・・・2時間くらい経ったか
透明「・・・・・・・・・・よし」
怜「はぁはぁ・・・疲れたよ~っ」
透明「(樹院様、終わりました)」
樹院「おおおおおおっ・・・力が流れ込んでくる・・・。
おおおおおおおおおおおおっ」
何だか、はしゃいでいるように見える
くすくす子供みたい
透明「(これからは、ただ穢れを受け入れるのではなく、
樹院様自らが、沢山の人を救うことができるはずです
樹院様にとって、本当のお役目は、ここからなのだと思います
龍穴から受ける気質は、今までの樹院様の傷も
癒してくれますので
どうか、一日も早く浄化を終わらせ、これからも
この土地に住まう人々を支えてあげてください)」
樹院「我は・・・長きに渡り此の地を見てきた・・・
我が、この地の息吹を司り、此の地を豊かにすることが
できる日が来ようとは・・・此度のこと・・・
本当に感謝する・・・術者どの・・・そなたにも幸
あらんことを・・・」
そう言うと、樹院様とのリンクが切れ、樹院様の浄化が
活発になったように感じた・・・
坊C「終わったのですか」
透明「ええこれで、樹院様も元気になるでしょうし、
この土地も安全です」
怜「何故か私も仕事した・・・」
坊A「れ、怜様もお疲れ様でした」
怜「・・・うむ」
透明「お前、大したことしてないだろう」
怜「・・・お腹空いた・・・」
透明「き、聞いてないし・・・」
それから私達は、お寺の管理者である浄成さんに
全ての事情を話し、法具はしばらくあのままにして
いただくように伝える
勝手にやったとはいえ、法具を樹院様に捧げたことには、
渋い顔をされたが、怜がねちっこく嫌味を
言っていたせいで、浄成さんもタジタジになり、
了承を得た感じになった・・・
帰りの車・・・
怜「・・・・・・。」
透明「・・・・・・。」
怜「・・・・・・」
透明「・・・はぁ~
(こいつ、また寝てるのか)」
怜「ねえ」
透明「ビクッわぁ」
危うくハンドルを切るところだった
怜「なに」
透明「い、いや大人しいから、また寝てると
思ってた」
怜「障気のこと・・・考えてた・・・。」
透明「はいいきなりどうしたんだ」
怜「樹院様から出てた障気・・・今まで視たモノと
違ってた・・・」
透明「確かに、珍しいタイプの障気だったね」
怜「うん・・・。」
透明「怜は、障気というのは何だと思っている」
次回、障気を知り、浄化を学びます
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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コメント
障気って、怒り、哀しみ、嫉妬、など、ネガティブなエネルギーの集合体の一種なのかな~?
と、今日のブログを読んで思いました。
樹院様…よかった。
自分が犠牲になる事を役目だと望んだその強い心にとても感動しました。
これからは苦しまずとも沢山の人びとの役に立つ事が出来ますね!
樹院様の体が早く浄化して元気になれますように(>_<) 朝から涙が止まらなくて化粧がくずれましたよ~うぅぅ~ 透明先生、怜さんのおかげです! もう素敵すぎます(*^^*)
結局、怜さんのつかみどころが分からなかった・・・
詳しくは分からないけど、客の前でもずっとこんな感じなのか・・・
今回、考えさせられました。
私は、ある団体のボランティアで、クレーム処理や面倒なことなど苦労を一手にひきうけているのですが、今回の樹院様のように、「ただ引き受けて、自分をすり減らし、自らを傷つけている」と改めて思いました。
もっとよい方法で、自分が傷つかずに、周囲もうまくいく方法があるはず…。
透明先生と玲さんのように、何か打開策を見出したい。
こんばんは!透明先生、皆様{スマイル}
樹院様、これからも、地域の人たちの 『役に立つ』 事が
本当に嬉しかったのかな?なんて。
自分自身が果てても、役に立ちたいという考え
理解できる気がしました
人も 『何かの、誰かの役に立つ』 と言う願望が有って
それが成せる時、誇りだったりしますから(笑)
樹院様にとっては、障気を一手に引き受ける事で
『役に立つ』のが誇りだったのかな?と…
自己犠牲でも構わない、まで行くと 『愛』 なのかな?
とも思いますが…
とにもかくにも!樹院様、良かったですね~!