房総・暴走・また坊僧・・・・15
怜「障気・・・生きているものを
害するモノ・・・かな」
透明「確かに、その通りなんだけど・・・」
怜「むっ・・・じゃあ、なに」
透明「怜は、障気というものに触れてくることが
少なかったから分からないかもしれないのだけど
障気というのは、あくまでも総称名なんだ」
怜「総称名・・・ということは・・・沢山あるの」
透明「うん昔の人は、瘴気あり山川毒気なりけるは、
やま降ろし章かにして丙に帰する、これ瘴にして
たれを称し病とし、あてられしは病鬼とする
なんて、言っていたんだよ」
怜「・・・・わかんない・・・難しい」
透明「え、え~っと・・・簡単に言うと、瘴気という
ものは、現代で言うところの熱病をなどを引き起こす
空気まあ、それに含まれるウイルスや病原体
などを表す言葉だったのだけど、これは、あくまでも
毒素=瘴気にあたる=病気と表されるものなんだ
だけど、私達の考える障気とは少し違う・・・。
瘴気は、悪しき空気を示し、気体の中に含まれた
毒を言うのだけど、それ以外にも水に含まれた毒気を
醜気(しゅうき)と言い、食べ物や生き物などから発生する
ものを腐気(ふっき)と言うんだ
もちろん、それ以外にも怜が言ったように生き物に害を
及ぼすモノが数多く存在する
例えば、呪いや強力な念から発生した毒気これらは、
羅業(らごう)という気の一種まさに樹院様から出ていた
気質だね
呪いや強い念は、対象に対する純粋なまでの気質が
毒となるから、恐ろしいんだ
それと、自然から発生した天然ガスや放射線のような毒気
もある
そして、もっとも恐ろしい毒気は・・・。」
怜「・・・死神・・・。」
透明「そう死神が発する死を司る毒気死幽気(しゆうき)
これらの毒気は、全て生あるモノに取り憑き、増幅し
害を及ぼし、果ては死を呼び込む恐ろしいモノ
特に、現代医学で発見されている瘴気や醜気、腐気などは
薬などの開発でかなり押さえられているのだけど、
羅業や死幽気などの死に直結する毒気は、どのような
障害を起こすか分からない気質な為、現代医学でも
先回りはできないんだ
ただ、改めて言うけど、これらの生きているモノに
害をなす毒気は、その障害の状況によって対処が違うため、
見極めが難しいだから大きく様々な障害例を模索する為に
大雑把な総称名として障気という言葉を使うんだよ」
怜「・・・なるほど・・・27パーセントは理解した」
透明「こまかっって、それだけかよ」
怜「でもおかしい・・・。」
透明「」
怜「そんなに世の中に障気の類が充満しているなら、
外になんて出られないし、水も飲めない、
ご飯も食べられない・・・。」
透明「あははははっ確かにそうだね
でもね、間違って欲しくないのだけど」
怜「」
続く・・・。
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コメント
透明先生、おはようございます。
しょうきの正体…気になります。
「体にいいものばかり食べないように。体にある解毒機能を使わないと。」
と整体の先生に言われたのをなぜか思いだしました。
というわけで、適度に体に悪いスイーツ食べてます♪
障気が笑気だったら、世界中が笑いの渦で平和だろうに……(でも若干、絵的に恐いかも?)
どうしてこうもアホなことしか思いつかないの(^_^;
障気……これも案外身近な種類もあったんですね💦💦
なんだか今まで大雑把で無防備に生きてきて、よくまあ無事だったと思います
でも、毒もまた必要悪のような、意味あるものように思えます、
悪しきものがあるから、染まらないように自分を律するための対照的な存在のような。
先生、何より大仕事、無事で良かった、お疲れさまでした💦