誰がために鳥は鳴く・4
透明「桐子ちゃんの過去」
加瀬「そうなの・・・あの子の家庭は、
少し特殊だったみたいで・・・。」
透明「・・・・・。」
加瀬「ここに来た理由は・・・。」
透明「・・・虐待ですか」
加瀬「う、うんそれもあるのだけど・・・」
透明「・・・まさか、ネグレクト」
加瀬「そうなの・・・でも、それだけじゃないのよ」
透明「えっま、まだ、あるんですか」
加瀬「う、うん・・・桐子ちゃんには、お婆様が
いたのだけど、そのお婆様も・・・」
透明「こ、子供と親、両方に」
加瀬「そうらしいの・・・もともと桐子ちゃんには、
生まれた時からお父様がいないらしくて、
お母さまが、お年を召したお婆様と桐子ちゃんの
面倒をみていたようなのだけど・・・」
透明「でも、お婆様がいたのであれば、食事とかは
ちゃんと・・・。」
加瀬「う~ん・・・それが、お婆様はかなりお身体が不自由だった
みたいで、そこまでの事がちゃんとできたかどうか・・・」
透明「う~ん・・・そうなると、桐子ちゃんが大人に心を閉ざして
しまった理由もわかります・・・」
加瀬「透明さん・・・何とかできないかしら」
透明「・・・・・わかりましたとにかくもう一度
桐子ちゃんと話してみます」
う~む・・・ネグレクト・・・育児放棄に虐待か
確かに、介護と育児を両立させながら働くのは、
かなり難しかっただろう・・・でも・・・
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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コメント
こんにちは(^-^)/
透明先生、皆様。
虐待とネグレクトの問題…
桐子ちゃん可哀想、と言うのは
簡単なんだけど…
割と身近でもこういう問題がある
と、肝に銘じながら読み進めたいと
思います
桐子ちゃん、食事を摂る意思があるなら
本当にギリギリで、生きる事に
絶望していないと思いたいです
今現在、桐子ちゃんはどうしてるかな?
元気にみんなと笑いながら
遊んでると良いなぁ…
はじめてコメントします。私自身がネグレクトや虐待で苦しんでいたので、この記事で同じような方が救われていくといいなぁと感じました。