判断の基準・6
次は、昌子さんか~
昌子「・・・・」
透明「こんにちは、昌子さん」
昌子「・・・・んっ」
透明「(あちゃ~っ思った以上に進んでるなぁ~)
昌子さん私のこと覚えてるかな」
昌子「・・・・う~ん・・・」
園長「すみません、最近・・・」
透明「大丈夫ですよ」
昌子さんは、重度のアルツハイマー病を患っている・・・。
3ヶ月前に来た時には、そこまででは無かったが、
やはり3ヶ月という時間は、アルツハイマー病の方には
長過ぎる時間なのかもしれない・・・
透明「私は、透明と言います
実は、これでも占い師なんですよ~」
昌子「そうかい占い師さんかい
私も若い時は占いをしてもらいに行ったもんだよ~」
透明「そうなんですか
どうですか一度、占いをさせてもらえませんか」
昌子「ええ~良いのかい」
透明「是非」
園長「・・・・」
昌子「それじゃぁ~、お願いしようかねぇ~」
透明「それじゃぁ~、昌子さんの左手を見せてもらえますか」
昌子「こうかい」
昌子さんは、左手を差し出してくる・・・。
私は、その手をそっと取り、手相を見る振りをしつつ、
左手に気を込めながら、軽く表面を揉んでゆく
透明「ほぉ~良い手相ですねぇ~」
昌子「そうかい
長生きはできそうかい」
透明「もちろん、長生きできますよ」
昌子「嬉しいねぇ~」
透明「そういえば、最近、娘さんは来てくれていますか」
昌子「ええ昨日も来てくれましたよ」
園長「」
透明「一人娘さんでしたっけ」
昌子「そうなのよ~ 来れば口やかましいけど、
何だかんだで居ないと寂しいものなんだよねぇ~」
透明「そうですよね~」
昌子「そういえば、透明ちゃん
前回来た時、お守りもらったじゃない
あれって、まだ持っていていいのかい」
園長「ま、昌子さん」
昌子「んっ なんだい園長さん」
園長「え、えっと 私のことわかります」
昌子「何いってるんだい 当たり前だろう
年寄りと思って、馬鹿にしてるのかい」
園長「そ、そんなわけでは・・・」
透明「昌子さん お守りは、次に私が来るまでは
肌身離さず持っていてください
次に来た時に、新しいお守りにかえますからね」
昌子「そうかい覚えておくよ」
透明「それと、昌子さんに一つお願いなのだけど・・・。」
園長「」
昌子「なんだい」
透明「私が次に来るまで、毎日少しだけワサビを
口にしてもらえるかな」
昌子「ええ~っワサビかい
わたしゃ~辛いのが苦手なんだよねぇ~
まあでも、透明ちゃんが食べろというなら、
何かあるんだろうから、頑張ってみるよ」
透明「園長さん良いですかね」
園長「は、はいワサビですね
量とか、後で教えてくれださい」
透明「わかりました
昌子さん今日の鑑定はこんな感じだけど、
他に何か聞きたいことあるかな」
昌子「こんな歳になると、特に聞きたいことなんて
健康ぐらいなもんよ
透明ちゃんに、まだまだ長生きできるって聞いたから、
十分だよ 今日もありがとうね」
透明「いいえ どういたしまして
それじゃぁ~、また来た時にね」
そういうと、昌子さんは車椅子で皆のところへ・・・。
園長「びっくりしました
先月から、私や園のスタッフの顔すら忘れていたのに」
透明「昌子さんのアルツハイマーは確かに重度ですけど、
脳に記憶が無いわけじゃないんです
もちろん、アルツハイマーが強くなってからの出来事は、
記憶としてとどまり難いですが、過去の記憶を上手に
引き出してあげられれば、まだまだ進行を抑えることは
できると思います」
園長「そういうものなのですか・・・」
透明「でも、今回は結構進んでしまっていたので、
無理に記憶を引き出した感じなのですが
普段からできる、アルツハイマーの進行を遅らせる方法を
少しお教えしておきますので、取り入れてみてください」
園長「わかりました」
次回、アルツハイマー病の進行を少し遅らせる方法です
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
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コメント
おはようございます!(^^)
これは、、、ご家族やお知り合いにアルツハイマーの方がいらっしゃったら是非とも知りたいことですね✨✨ いつ必要になるか私もわからないから終活ノート用意したら書きます!
昌子さん、よかったです(^^)なにより周りの方々にとってめちゃくちゃ嬉しいことですね✨
次回は必ずメモメモ!
アルツハイマーが原因じゃないけど、認知症だった亡父のこと思い出し…
先生が昌子さんの手をもみもみ。
気を送るだけじゃなく、手足は神経集中してるし、記憶呼び覚ますきっかけになるのかな。
ワサビって、あの、ピリッとした感覚が鼻を通して脳に刺激与えるのかな?
レクチャー、どんなんだろう~
昌子さん。園長先生。よかったね。
和樹さんのコメントで、アルツハイマーと認知症は分けていること。勉強になりました。
祖母が認知症で、寝込んでいました。
もう誰のことも分からない状態で、お話もできなくて、父は悲しそうです。
なんでこんなに患者さんが増えたのか不思議です。
透明先生からレクチャー受け取ったら、試してみようかな☆
透明先生は、本当にすごいな。。☆
ありがとうございます。
>さくさん
おばあちゃまのご様子に心痛める、お父様の気持ち、言葉になりません…
自分がいくつになろうとも、親のイメージは元気な頃が基準になってしまいがちですもん
先生がやってらしたように、触れたりマッサージしたり、話しかけたり、小さなことだって、伝えると思いますし、
次回の先生のレクチャーから、家族一緒におばあちゃまを支えいけたら、おばあちゃま、みんなの思い出の中心になれて、それこそ親孝行、おばあちゃま孝行になりますよ、気持ちは前向きにいきましょう!
私の父は、脳梗塞による血管狭窄からくる認知症でした。徘徊、暴れまわる、オウム返し、急激すぎる退行現象から、あっという間に寝たきりになってしまいました。
それでも、仕事人間で、無口で家族団らんなんて皆無の昭和一桁生まれ典型的な男親が、認知症ながら僅かな期間、穏やかで、子どもみたいな笑顔見せる姿が一番、私の記憶に残っています
とはいえ認知症自体、ほかにもいろいろ原因あるようですが、意識ありながら生活習慣や様々なことが出来なくなってしまう症状はほんとうに切ないです
平均寿命が高くなったせいかもしれないけど、この病気を通して学ばなければいけない時期になってるのかなあ、とか、ふとよぎります
ワサビ、うまく取り入れたくなりました。次回が気になります。
ワサビがいいのですね。📺でもいってたかな?本ワサビがいいとか…。何にいいのかわすれたのですが。
友達の両親が二人とも認知症になりつつあると聞き、次回のブログでわかれば教えてあげたいです。私の両親はまだ元気にくらしているのも、透明先生の法具のおかげさまさまです。🙇
友達の両親も友達のからだも心配だから、時々法具の効果を飛ばしたりしています。
ワサビで少しでも良くなって欲しいな。
>和樹さん
和樹さん🌸ありがとうございます😊✨いつもコメント欄でも楽しく読ませていただいています♪✨
すてきです🍀✨(*^^*)🍀