判断の基準・10
透明「みなさ~ん
今日は、魔導の日ですよ~
あっ忘れちゃってた
という事が無いように、記事の途中ですが、
念のためお知らせしちゃいました
みなさん
願い事は決まりましたか
時間は覚えていますか
年に一度のチャンスを是非、掴んでくださいね~」
魔導の日の魔法陣はコチラ2018年!魔導の日~!!
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「ガヤガヤ」
透明「(やっぱり、二階みたいだな)」
園の奥へと続く廊下から、二階へ続く階段をのぼり、
音のする部屋へ
園長「さ、作治さん落ち着いて」
作治「お、俺は、どうせ
誰の指図も受けない」
あれ思っていた感じと違う
私はてっきり、沖田さんや剛史さんのような
昔ながらの職人気質な人だと思っていたけど・・・。
作治さんと呼ばれる、そのご老人は、見るからに痩せこけ、
今にも倒れそうな感じのお爺さんだった・・・。
透明「どうされたんですか」
園長「と、透明さん」
作治「・・・誰だあんた」
透明「あっはじめまして私、透明と申します」
作治「・・・はんあんたか・・・他の奴らを誑かしている
占い師ってヤツは・・・。」
透明「あははっ(誑かすって・・・。)」
作治「園長アンタも、こんな得体のしれないの連れて
くるんだったら、坊さんでも連れてきて、説法して
もらった方が、なんぼか良いだろう
少しは、考えろよ」
園長「作治さん彼は」
透明「が~~~~ん」
作治「」
透明「確かに、占い師って・・・そう見られますよね・・・
はぁ~・・・わかってるんです・・・でも、でも、
仕方ないじゃないですか~・・・分かってますよ
分かってますとも・・・。」
その場で座り込んで、派手にイジイジする透明先生・・・。
園長「作治さん」
作治「あえっ、えっと・・・わ、悪かったよ
そこまで、落ち込むとは・・・言い過ぎたと・・・」
透明「ニコッ作治さんは、良い人ですね」
作治「は、はぁ~」
透明「悪かったと思ってくれたなら、少しだけ私と
お話してくれませんか」
作治「な、何で俺が・・・それに、俺は・・・占いとか・・・。」
透明「はぁ~・・・そうですよね・・・そうですよね」
作治「・・・わ、わかったわかった
お、俺は、元々、占いとかには興味ないんだ
だが、話ぐらいならしてやるよ」
透明「ありがとうございます」
そう言うと、作治さんの前にイスを持ってきて
ドカッと座る透明先生
作治「・・・変なやつだなぁ~」
それにつられ、作治さんもイスに座る
・・・作治さん、思った通り、結構理性的な人だ
だからこそ、さっきの奇行が気になる・・・。
透明「園長ごめんなさい
そこの掃除は、後でやりますから、
少し、外してもらえますか」
園長「透明さん・・・わかりました」
そう言うと豊喜さんは、スタッフを連れて部屋を出る
透明「さて、作治さん」
作治「」
透明「どうして、ガラスのビンなんて
これって、事故それとも・・・。」
作治「わざとだよ」
透明「もしかして、それって楽しいの」
作治「はぁ~そんなわけ無いだろう」
透明「でも、よくやるんでしょ」
作治「べ、別に、よくやるわけじゃぁ・・・。」
透明「わかった何かの願掛けそれともゲーム」
作治「違うだろ普通は、当てつけだろ」
透明「なぁ~んだそうなんだ」
作治「なぁんだって・・・・お前さん、変わってるな」
透明「そう」
作治「・・・普通は、ビンを投げたことより、
何が気に食わなかったかを聞いてくるだろ」
透明「えっそこには、あまり興味がないなぁ~
投げた理由を聞けば、何となくわかるでしょ」
作治「はぁ」
透明「ゲーム感覚なら、楽しいからだろうし、願掛けなら
真剣に何かを願っているだろうし、当てつけなら、
まあ、嫌がらせか、虫の居所が悪かったのか
深読みすれば・・・・気を引きたかったのか
ぐらいじゃない」
作治「」
透明「くすっ」
作治「はぁ~・・・お前さんの判断基準がよくわからんが、
まあ、頭は悪くなさそうだな
俺は、頭の悪い奴が大嫌いなんだ
だが・・・まあ、お前は大丈夫そうだな
・・・・俺は、もう時期・・・死ぬんだよ」
透明「・・・・そうみたいですね・・・。」
作治「」
突然の宣告と了承・・・。
次回、作治さんに何が起きたのかが明らかに
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
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コメント
透明先生 みなさま こんにちは♪
先生の口調が「ヒロシです…<小>ヒロシです…小>」みたいで
朝からププッ!と吹いちゃいました{ハッピー}
それにしても相手の状態や性格を瞬時に把握して
スッと心に入り込んで主導権を握ってしまう先生の
話術(?)スゴイなぁ~~と毎度、感心させられます。
作治さん、もうすぐ死ぬっていう妄想に取りつかれて
いるのかなぁ?それとも本当に…?続きが気になります{YES}
おっと、間もなく1回目の魔導タイムですね{ラブ}
準備は万端かなぁ…{りんごちゃんNG}は~ドキドキです{ドキドキ}
みなさまの願いもバッチリ叶いますように!{キラピンク}
透明先生 皆さま こんにちは{さくら}
イジイジする先生、想像出来ないです{考えるひよこ}
その小芝居見てみたかった。
イジイジしてもギャップを感じ無いお顔なんでしょうか
日頃のご兄弟とのやりとりも
私の周りのお堅い40代と比べたら想像出来ない感じです。
暴れてる作治さんの話を聞くとは言わず、逆にショック受けて傷心の先生の話を聞いてやるから、という流れで相手と距離を狭める戦法、なんという心理的軍師ー💦
作治さんの、頭の悪いやつが嫌い、という言葉。
多分、作治さんの不器用なコミュニケーション法は、額面通りに受け止めると、理解しづらいかもなあ。
当たり散らす怒り、自分でもどうしたらよいか、制御がよくわからない感じにも見えますが…
自分は死ぬのが近いというなら
園の皆さんが言う『死にたがり』で暴れる必要はないような?
何が、作治さんの心を苛むのか
そんな作治さんだからこそ、先生の接し方は新鮮で意外性が突出していて、怪しむ隙無く懐にスッと入り込めたんですね
先生のカウンセリングに誘う会話キャッチボールの感性は…他の追随を許しません!
魔導の日のお願い、頑張りました。
加齢のせいか年々、念込めるの疲れるようになって凄く眠いです(苦笑)
昨年のも遠回りなようで結果、叶いました。
先生や、ファミリー皆々様の幸せの念通し、魔法陣通して、強く太く結果に繋がりますように!(“⌒∇⌒”)
子供が病気で入院しておりまして、ちょっと最近気持ちにも時間にも余裕がないんですが、老人ホームのお話、切なくも懐かしく、毎回しっかり読んでいます。20代の後半の4年程、ホームのソーシャルワーカーをしていた時にお会いした個性的なお年寄りの面々が浮かんで来ます…しかし、ボランティアの占い師さんが実は透明先生なんて、映画のようで
すね。その時は気づかないだけで、そういう奇跡のような有り難い出会いって、結構体験しているのかも…。