異世界冒険譚・16
ゴルさんと別れた後、私達は宿屋の受付で
部屋を借りることに・・・
女将さんは、凄く気さくな人で、
色々とこの世界の常識を教えてくれた
まあこれも、ちびにゃの存在と門番のライクさん
のおかげだから改めて感謝しないといけないな
部屋に案内された私達は、部屋を確認した後、
一階の酒場で食事にありつくことに・・・
出てきた食事は、今までに見たことの無いもの
ばかりで、唯一馴染みがあったのが卵料理だった
しかし、ちびにゃは、卵料理は苦手らしく、
理由を聞くと、料理に使われている卵を産んだ
動物が苦手とのこと・・・。
卵は鶏と認識している私としては、この卵を産んだ
動物の姿を見てみたいと思ったが、ちびにゃに
止められる・・・
一体、この卵は何の卵なんだろう
しかし、不思議な光景だ・・・料理をとりわけ、
ちびにゃの前に出すと料理が霧散し、ちびにゃが
それを吸い込んでいく・・・料理は普通に食べられるが、
魔素にも変換できるらしく、仕組みが謎だった・・・
お腹いっぱいになった私達は、一日の疲れを取るため、
早めに床につくことに・・・
明日は、一体何が待ち受けているのか
ワクワクしながらその日を終える・・・・
そして、次の日・・・
ちび「おい透明起きろ~」
透明「う、ううっ・・・・はっ」
一瞬、何が起こったのかわからなくて慌てる
・・・・そうか、私は異世界に来ていたんだ・・・
昨日のことが夢なのではと、まだどこかで思っていた
私は、冷静さを取り戻すのに、少し時間がかかって
しまっていた・・・。
透明「おはようちびにゃ」
ちび「透明~遅いよ~
おいら、お腹すいた~~~~」
透明「お、おうそ、そうか」
時間的に見て、まだ6時ちょっと前くらいか
やはり、ちびにゃはよく食べるらしい・・・。
眠い目をこすりながら、顔を洗い、支度をし、
一階へ降りてゆく・・・
透明「あっ女将さんおはようございます」
女将「あれ透明くん早いねぇ~」
やっぱり
この世界の人の早朝が何時くらいなのか
はかれなかったが、今、なんとなくわかった
透明「ちび・・・クーニャ様がお腹すいたと
いうもので・・・」
女将「ありゃありゃそれは大変
すぐに朝食を用意するから、待っててね」
透明「す、すみません・・・」
酒場のテーブルでグダグダしている
ちびにゃに話しかける・・・。
透明「ねぇ、ちびにゃ」
ちび「な~に~~~」
透明「グダグダだね
ちびにゃは、これくらいにいつも起きてるの」
ちび「ううんもう少し早いかなぁ~」
透明「こ、これより、早いの」
ちび「うん」
透明「そ、そっか・・・でも、人族の世界では、
この時間は、まだみんな寝ている人も
多いみたいだよ」
ちび「うそ」
透明「本当」
ちび「そうなのかぁ~う~~~ん・・・女将さんに
悪いことしちゃったなぁ~」
いや、その前に私には・・・
透明「だから、明日からは、もう少し・・・ね」
ちび「うっ、うんわかったよ
だけど、そのためにも、少し食べ物を
買っておかないといけないなぁ~
オイラ、お腹が減るのだけはどうしても
耐えられないから」
透明「わ、わかった今日、何か非常食買って
来ようね」
ちび「うん」
そんなこんなで、無理に朝食を出してもらった
私達は、朝食をすませ、ゴルさんが来るのを
待った・・・。
3時間後・・・・
ゴル「よう透明」
ちび「ゴル遅い~~~~~っ」
ゴル「えっは、はいすみませんでした~」
透明「いやいやいやいやちびにゃが早いからでしょ」
ゴル「す、すみません協会も10時にならないと
開きやせんので、ここで朝食でもしてからと・・・」
ちび「ちょ、朝食~~~食べる~~~」
おいおいおいおい
さっき、食べたのは何食だったんだよ~~~
そう言うと、ゴルさんとちびにゃが朝食を注文
私は流石に入らず、コーヒーのような飲み物だけを
注文する・・・
何故か、余計な出費がかさんでいるような
朝食を終え、いよいよ冒険者ギルドへ
ギルドへは、宿屋から徒歩で3分ぐらいで到着
早速、受付を済ませることに・・・。
ここでも、ちびにゃ大活躍
一時間程度で登録が完了した
サリ「それでは、登録が完了しましたので、
これからは、そこの案内板で仕事を受理して
ください
わからないことは、私サリアがお答えしますので
お気軽にお聞きくださいね」
透明「ありがとうございますサリアさん
ちなみに、クエスト・・・し、仕事の内容は、
どんなものを受けても良いのでしょうか」
サリ「ええ自分のできそうな仕事でれば、何でも
ただ、中には危険な仕事もありますので、
自分で難しいとか危険と思うものは、
避けていただいた方が良いと思います」
透明「そっか・・・ちなみに、ランクとかは」
サリ「ランク」
透明「いえいえ何でもありません
早速、試してみますね」
そっか~冒険者ランクというのは無いのか~
ちょっと、残念
ゲームの世界において、レベル上げやランク上げが
大好きな透明先生としては、少し物足りなさを
感じていたが、実際に生死に関わることだし、
レベルやステータスもないようだから、根本的に
そういった概念が存在しないのかもしれないなぁ
そして、これも驚きだったのだが、仕事の受注は、
タッチパネルで探すようだ
これは、私達の世界とリンクしていて驚いた
操作方法も、ほとんどiPadと同じ
これは、お手の物だった・・・。
ゴル「よしさっそく、仕事を受けてみようぜ」
透明「え~っと・・・コレかな」
ゴル「そうそうこの中から選ぶんだが・・・。
透明は、どれほどの腕があるのか、
わからんからんぁ~
とりあえず、無難に、コレとかどうだ」
透明「シーケル」
ちび「シーケルっていうのは、昨日倒したヤツだよ
ちなみに、このずっと後にあるシーケアルは、
あいつらのボスのことだよ」
透明「ええ~~~っ昨日のボスって、
こんなに後に出てくるの」
ゴル「なんだお前、シーケアルに会ったのか
よく逃げてこれたなぁ~」
ちび「ゴル違うぞ
透明は、昨日一人でシーケアルを倒したんだ」
ゴル「な、なに~~~っ
お、お前、実は凄い使い手だったのか」
透明「えっい、いや使い手って」
ヤギだよ確かに肉食獣の身体だけど、ヤギだよ
メェ~~~~ッって言ったよ
ゴル「こりゃ~~~拾い物したもんだ
だったら、この仕事を請け負ってみないか」
透明「グラーグス」
ゴル「通常なら、二人で対峙するなんて無理な相手だが、
お前と俺の魔法具なら、なんとか弱らせるくらい
なら、いけるかもしれねぇ~
もし、やばかったら、すぐ逃げればいいしな
グラーグスは、テリトリーからあまり出ねえから、
挑戦してみねぇ~か
もし、弱らせることでもできれば、英雄ものだぞ」
透明「そ、そんなに危険な相手なの」
ちび「う、うんちょっと、無謀な気が・・・」
透明「もしかして・・・(ドラゴン的な存在)
よし見るだけでもいいから、行ってみよう
でも、弱らせることができるだけでも、報酬が
もらえるって凄いね」
ゴル「ああヤツは、とてつもなく凶暴でな
俺の魔法具でも、傷ひとつ付けられなかった
頑丈な奴なんだ
放っておいて、何かの拍子に町に来ちまったら
大変だからよ
危険な目は早く摘んで起きたいんだよ
それに、空挺もあいつの側を飛べないからな」
透明「空挺ってあの空飛ぶ乗り物のこと」
ゴル「そうだそう言えば、グラーグスのいる湿地帯
までは、空挺で行くからな」
透明「マジですか」
次回、初めてのお仕事です
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
天舞先生の描いた透明先生と、鳥山明先生(先生を除くキャラクター)と松本零士先生(SF的な部分)(…そしてどうか体調が安定されますように…)と、どんな空挺かわからないけど、宮崎駿監督(メカデザイン)の絵柄で再生されようとする脳内の整理が~💦
ところで登場人物の名前は、透明先生と頭揃えるために2文字制限なのね
ちびにゃは見た目は、ちびっこ猫たんでも、もともとクーニャ様の一部と考えて、大きな生命体が母体なら旺盛な食欲もさもありなん(^_^;)
ただ、ヤギトラと表されたシーケアルといい、この世界は見た目のイメージと、実体がやや差があるみたいなので、さらに上物らしい凶暴なグラーグスとやらは、めっちゃファンシー🎀ラブリー💕な、見た目だったら、面白いけど逆に不安( ´-ω-)
戦意がわきづらいと戦いにくいでしょうし。
いやいや、先生なら的確な内心ツッコミ炸裂で、さらに荒稼ぎできるかな✨
乾燥が気になる季節になってまいりました、先生、皆々様、体調管理にご留意くださいm(_ _)m
掲示板で仕事を受ける、
ギルド、酒場・・・
ほんとにゲーム🎮の世界❣
大冒険ですね⛰🏞🌅🌊
シーケアル乗ってみた~い☺✨
めっちゃ大食いのちびニャ様、同じく大食いな透明先生の式神さん達を思い出してしまいました(´∀`*)
やっぱり先生は異世界行っても、体力、攻撃力、素早さ、魔力、防御力は分かりませんがすべて兼ね備えたチートな異世界の法術闘士(^-^)/それかレベルが高いのかな?
本当にゲームや漫画にありそうな世界ですね。こんなゲーム本当にあったら、キャラクターは透明先生を選択して重宝しまくりますよ。
この世界は経験値とかレベル上げとかないのですね!
たまにある主人公は初期ステータスのままで、強さは装備で決まる素材集めゲームみたいですね。
やべ、脳内が先生とリンクしてる
リアルモンハンやってみたいわ~
ほんとドラゴン出てこないなぁ
ちびにゃさんめちゃ食べますねぇ。
町に入ると消費がはげしかったりするんですかね。
謎の卵料理が気になります…!
そしてついに狩りですね!
空を飛んでどこに行くんでしょう~。
楽しみです(∩´∀`∩)♡
ヤギの次は萌えキャラかしら{カエル}