ファイル2/一馬くん3
透明「・・・。」
一馬「テンちゃん、どうだった」
かなり不安気な一馬くんが可愛かったので
ちょっと意地悪したくなって様子みてしまった
嫌なやつ~っ
そろそろ可哀相なので、微笑みながら答える
透明「みんな大丈夫だよ
後、4日でみんな幼稚園にそろうから、安心して」
一馬「本当 ウソじゃない
ウソついたらお巡りさんに連れてかれるんだよ」
おいおい、ごっこじゃなかったでしたっけ
・・・お巡りさんも大変だね
透明「大丈夫 先生嘘つかないよ」
一馬「よかった~っ」
さっきとは一転、一馬くんの顔に笑顔がもどった
やっぱり子供は素直で羨ましい
一馬「ねえねえ、テンちゃん」
透明「んっ」
突然、一馬くんの表情がまた真剣になる
一馬「なんで人って死んじゃうの」
げっ そうきますか
一馬「いつかお母さん死んじゃうの
テンちゃんは死んじゃうんでしょ」
やばい お母さんは疑問視で、私は断定ですか
・・・落ち着け透明 子供の言ってる事だ
細かくなるな
頑張れ透明
強く生きるんだ~~~っ
っと自分を応援してみる
しかし、困った まさかの展開だ
子供に対して、真剣に死を語るべきか
それとも、安易に適当な答えを伝えるべきか
(悩み時間ここまでで、二秒弱)
真剣に答えて宗教じみた事言って一馬くんが、
それを親に伝えて、親に怒鳴り込まれてもシンドイし
(悩み時間 三秒半)
もともと、こんな仕事してるくせに宗教じみた事嫌いだし
でもそんな事言ったら、私を助けてくれた御山の人達に悪いし
・・・ぶつぶつ(なんだかんだで、悩み時間 五秒弱)
て~いやぶれかぶれじゃ~
透明「一馬くん、お母さんに言わないでね」
うわっ大人って汚ね~
一馬「うん」
・・・さて、大人な対応もしたし
ここからは、あくまでも私が体験したことや、
この力を制御する修行の過程で教えられた事をまとめた
私なりの持論なので、皆さんのとらえ方は様々だと思います
まあ流し読みしたって下さい
ちょっとでも皆さんの考えに近ければいいな~
続く・・・。
コメント
{ティアラ}{天使}<太><色:#cc00ff><色:#99ff00>こんばんは<色:#339900>透明先生色>色>読んだよ色>太>