エピソード・ゼロ (私が私である為に・・・。)・12
昴「・・・闇か」
この闇の住人っていうのは一体
夜が深くなり、闇はいつの間にか
私の周りを囲んでいた・・・。
しかし、肉眼ではどうにもその正体が
映ってこない・・・
昴「・・・精霊紋でも見えないってことは
妖精や精霊の類じゃないのか・・・。」
私はこの森を荒らすことをためらい
自分から打って出ることが出来ないでいた・・・
ここでは自分の力をフルに使えるのだが、
妖精達のテリトリーを荒らしたくはなかった。
昴「う~ん・・・どうしよう
さっき構成した結界内には入って
こないけど、このままだとこっちが
緊張で参っちゃうかも・・・。」
落ち着いているように振る舞っていたが
さっきから背筋に伝う汗が止まらない・・・。
昴「ちと、困った」
一進一退を繰り返し、結局一睡も出来ずに
夜を明かすこととなる・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
瑠璃「うぅぅぅぅぅっ怖いよ~」
私は、昼間の出遅れを取り戻すように
近くにある薬草などから、あらゆるものに
対応出来るよう、何種類ものバリア用の調合を
作っていた
それを、何十にも辺りにまいておいたのは
正解だったらしく、闇はその中には入ってこない
瑠璃「でも、怖いものは怖いよ~~~」
相変わらず取り乱したいた私は、ワケがわからず
その場でジタバタしていた・・・。
瑠璃「うぅぅぅっ・・・・あっそっか
調べてみればいいじゃん」
思いつきによる、力の解放
瑠璃「よ~しあんた達が何を考えてるのか
視てやろうじゃない
・・・・・・トレース開始~」
・・・・・闇・・・・・真っ黒・・・
えっ・・・・なに・・・・・・・
感情が・・・無い・・・・・生命は感じるのに
・・・い、いやだ・・・感覚にまとわりつく
い、いやぁぁぁぁ~
私はその場で気を失ってしまった・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
流奈「・・・・・な、なに・・・。
一体、どれだけの数がいるの」
臨戦態勢をとり、結界を構成していた私は、
その気配の量に寒気を感じていた・・・。
流奈「こ、こんなの相手に出来るわけないじゃない
み、みんなは無事なの
ちょっと、どうすればいいのよ~」
キョウダイの中で一番気配を読み取ることに
長けていた私は、その闇の強大さに絶望感を
抱いていた
流奈「なんて、どす黒い気配なの
霊や邪念の類でも鬼や悪魔の類でもない
一体なんなの
私にどうしろって言うの~」
久しぶりだった・・・自分の力では及ばない
圧倒的な絶望感・・・自然と涙が湧き出る感覚・・・。
流奈「・・・・・・・・・何か・・・・
・・・・何か出来るはず・・・・
そうじゃなきゃ、先生が私達を
こんなところにおいてゆくワケがない」
私は、考えていた
今日出来なくても、明日
明日出来なくても明後日
必ず答えがあるはず
私は、この夜片時も目を背けず観察し続けていた
長い夜が明け始めていた・・・。
続く・・・。
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コメント
てんちゃん
真っ暗闇はこわいよぉ~、私も毎日早起きで 真っ暗闇の中歩くけど
なんか ぞくぞくする…、
妖精なのかなぁ、誰か助けを求めてるのかなぁ、
…次回うPまたまた 楽しみに待ってるね{CARR_EMO_38}
先生 おはようございます。
反応が無い・・・っていう
「無」っていう状態が続くのはどういう状況においても
怖いものですよね。
ましてや暗闇・・・。
夜が明けて・・どうなるのか。
次回も楽しみにしています{うさぎ}
今回も正体は明かされず…?
透明先生!
早く続きをお願いします~ぅ!(≧ω≦)b
{天使}<太><色:#006600>透明先生こんばんは
名前をピンクのヒマラヤから温々(ヌンヌン)にかえます。
それでは、おやすみなさい。色>太>
中学生で御山入り…。師匠さんは山伏だったのですねΣ( ̄□ ̄)!私なら泣いちゃう{CARR_EMO_334}