エピソード・ゼロ (私が私である為に・・・。)・15
闇が徐々にその手を伸ばし、全てを
包み込んでゆく・・・。
透明「・・・来た・・・。」
私は、今回こそ闇の正体を探るために
息巻いていた
透明「チャンスを見極めなくちゃ・・・。」
闇との睨み合いが続き、少しずつ時間が
過ぎてゆく
透明「・・・八卦の陣に入れないから動かないのか
それとも、こちらが弱るのを待っているのか
どちらにしても、このままじゃらちがあかない
・・・出てみるか・・・。」
私は一歩ずつ歩を進め、八卦の陣から出ようと
試みる・・・
透明「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
陣から出ようとした瞬間
自分の足が動かない
自分の意志とは関係なく、身体が拒んでいる
透明「くっ・・・な、なんで・・・う、動け」
一体何故
またもや頭が混乱し、気づいた時には陣の中心に
戻っている自分に気づく・・・。
透明「く、くそ~っ」
・・・・怖い・・・・。
自分の心がそう指示している
本当の恐怖が自分を支配し、身体の自由を奪う
どうしようもない敗北感と脱力感
何もかもが初めての経験だった・・・。
その夜、自分の弱さにただうずくまることしか出来ない
一人の少年を自分自身が認識し痛感する・・・。
世の中を斜に見、自分の力で何でも出来ると
想っていたその慢心は、自分自身にすら負けてしまう
弱い存在を自覚させるには、十分な出来事だった
この日、キョウダイの誰しもが同じ経験をし、
己の弱さと未熟さに打ちひしがれていた。
ただ、2人を除いては・・・。
同刻・・・。
怜「すぴ~~~っ・・・すぴ~~~~っ」
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・むにゃ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。
ど、同刻
山の中をひた走る影ひとつ・・・・・・
陣「はぁはぁはぁはぁ
も、もう少しで・・・・・・・
・・・麓が見えてきた~~っ」
「ササ~~~~~~ッ」
陣「・・・な、なんだ」
それを追うもう一つの影・・・・・・。
陣「や、闇
ぎゃ~~~~~っ」
「・・・・・・・・・」
この夜を境に私達の中で、何かが変わり
本当の意味での闘いが始まっていた
そしてここから、熾烈を極めた
キョウダイ達の反撃が始まる・・・・・。
続く・・・。
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コメント
こんばんわ!
私は、怜さんや陣さんみたいな御方に
憧れてしまいます!!o(*^▽^*)o
自分が神経質な性格なもので…<(;^―^) もっとおおらかに、そしてちょっとしたことには 動じない人間(尚且つ柔軟な人間)になりたいなぁ… と思っているところです☆欲張りカナ…(^◇^;) 陣さんはユニークで優しくて、近くに居たら惚れて しまうかもしれません♪(* ̄∇ ̄*)ぽ~っ… あ、話が逸れてスミマセン!f(^_^; 続きを楽しみにしています!<(_ _*)>
てんちゃん
ますますわからない…、自分との戦いも、…頑張って{CARR_EMO_38}
次回うP楽しみに待ってます{CARR_EMO_38}
先生おはようございます{スマイル}
闇の住人との対決と思いきや
実は自分自身との戦いですか・・・・。
一番手ごわそうな感じですね{汗}
そしてどんな{爆弾}反撃が・・・と
ドキドキしながら次回も楽しみに待ってます。{うさぎ}
記事と関係なくてすみません、以前、天中殺のお話を載せてくれた回はどの記事でしたか?
友人にあの表を見せたくて探してるのですが、記事がいつ頃だったか{CARR_EMO_333}
> まりあさん
こんばんわ~{スマイル}。
天中殺の話題は、 2010年1月の 『平成22年で~す!』 でしたよ{グッド}。
お探しの表というのは <リンク:http://yaplog.jp/uranai-diary/archive/310>2010ね~んうらな~い・3リンク>でしょうか{はてな}。
ちなみに 天中殺のお守りの記事は <リンク:http://yaplog.jp/uranai-diary/archive/413>記事の途中に失礼!リンク>ですよ~{スマイル}
お友達にも役立つといいですね{ルンルン}。 みんなハッピーになぁれ{花束}
>しゅなりんさん
ありがとうございます{CARR_EMO_382}
助かりました。
{みつばち}透明先生<色:#006600>こんばんは色>