エピソード・ゼロ (私が私である為に・・・。)・16
2日目の朝・・・
昨夜の出来事が自分の中の何かを
変えてくれていた・・・。
気持ちは何故か穏やかで、心も安定している
ある意味、落ちるところまで落ちて
何かが吹っ切れたような感じだった・・・。
私は、昨夜のことを誰かに話したくて
自然と水場にやってきていた
しばらく鳥のさえずりや水の音に耳を傾け
目をつむって呼吸を整える
いつの間にか、自分が自然の一部のように
何も感じることもなく、ただそこに当たり前の
ように存在している
ただ呼吸だけをしていた気がする・・・。
不思議な感覚だった・・・時間は過ぎているのに
何事もなく何も感じず、あるがままの自然に身を
溶け込ませているような・・・
透明「・・・・」
何か雑音が入ってくる
ふと目を開けても何もいない・・・
気のせいかと思った瞬間
遠くの方から私を呼ぶ声がする。
透明「・・・陣」
向こうから人が近づいてくる・・・陣だ・・・よね
透明「じ、陣 ど、どうした」
陣「ううっ・・・や、やむにやれるた~」
透明「や、闇に」
陣「きのう・・・麓まれおれようとしれ・・・。」
透明「・・・・・・はぁ~・・・逃げたんかい
それ、先生じゃないのか」
陣「」
透明「顔・・・どう考えても手で叩かれた跡だぞ」
陣「ううっ・・・せんせ~~~い」
透明「やれやれ・・・ぷっでも凄い腫れ方だけど
すぐにひく殴られ方だよ
夜には引くだろうから、水で冷やしておいた方がいいかもね」
陣「ううっ・・・。」
陣は腫れた顔を水で冷やしている・・・。
やっぱり逃げるの止めようと、心に誓う透明です
それにしても・・・やっぱり師匠は俺達を見ているんだ
でもどこから
それに、師匠は闇に対してどう対応してるんだ
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そ、そうだよ 陣は夜逃げてるときに
闇に襲われなかったのか
透明「じ、陣 お前夜逃げたんだよな」
陣「う、うん」
透明「その時に闇は追いかけて来なかったのかよ」
陣「あっ・・・そういれば・・・。」
・・・総入れ歯
透明「くっ・・・ち、ちょっと 思い出せるか」
く、くくっ・・・笑いをこらえる私
陣「・・・そういれば・・・おっれこらかっらな~」
ま、また
透明「く、ぐっ・・・・・」
陣「・・・ろうしら 顔、まっからろ」
透明「・・・・・ご、ごめん
・・・・・やっ・・・やっぱり・・・
追ってこなかったんだ・・・くくくっ」
陣「」
何はともあれ 闇の正体が段々わかってきた
私は、陣にある仮説を話し陣もその仮説に賛同した
今夜が勝負である・・・。
一方・・・。
昴「・・・やっぱり、そういうこと何だよな~」
円「多分ね」
瑠璃「・・・そうなると、やることはひとつ」
昴「うん」
円「やろう」
瑠璃「うん頑張ろう~っ」
そして・・・。
怜「・・・・・・くすっ」
美莉「正解みたいね・・・。」
流奈「はぁ~ じゃぁやることは1つね」
怜「うん・・・めんどいけど・・・。」
美莉「怜 たまにはやる気出しなさい」
怜「う~ん・・・わかった」
流奈「あんた、美莉には素直ね・・・」
怜「ま~ね~」
流奈「・・・とにかく今夜ね」
美莉「うん」
それぞれの価値観、それぞれの想いを胸に
各自戦闘配置に着く・・・。
深い闇はすぐそこまで来ている・・・・。
続く・・・。
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コメント
おはようございます
このシリーズの最初の頃に道を求める者を読み返していました
負のエネルギーについて、トマトについて新たに考え直しておりました
今回の闇のお話の中にも通ずるものがあるのかな~とふと思いました
さてさて年の瀬も近くなり、皆様、お忙しいと思いますが踏ん張って乗り切りましょう♪
先生おはようございます。
自分自身に向かい合い葛藤し
それが吹っ切れた瞬間・・・
心が穏やかになる感覚・・・
分かる気がします。
それにしても…陣さん痛々しい{涙}
とうとう闇との対決ですね{なんで}
ワクワクしながら次回待ってます{うさぎ}
初めまして{CARR_EMO_410}
いつも楽しく拝見させていただいております{CARR_EMO_393}
人生悩めることばかりでそこから抜け出したくってもがいても{CARR_EMO_333}出口が見えない中でこのブログに出会い一つずつヒントを頂いています{CARR_EMO_410}
本当に有り難い気持ちでイッパイです{CARR_EMO_660}
透明先生、日に日に寒さが厳しくなってきておりますのでどうぞお身体を大切にご自愛下さい。
これからもずっと応援しております{CARR_EMO_748}