五色の御霊・７

五色の御魂　(ごしきのみたま)・７

透明「・・・・よし　終わり

　　　どう　大丈夫」

小室「は、はい・・・でも・・・」

透明「」

小室「不思議な感じです

　　　何だかお腹の辺りがホカホカして

　　　身体も軽くなったみたい」

透明「それはよかった

　　　本来は、それが正しい状態なんだよ」

小室「そうなんですか

　　　何だか不思議・・・・」

恵那「でっ今回の一連の流れは一体

　　　何だったの」

透明「あ、あのな～」

小室「で、出来れば私も聞きたいです」

透明「うっ・・・ま、まあ小室さんが

　　　言うならしかたがない

　　　これは、あくまでも私の考えだから

　　　全てが正しいとは思わないで聞いてね」

小室「はい」

恵那「ワクワク」

透明「小室さんの身体には、五色の内

　　　火の気が大半をしめていたんだ

　　　本来は、どの気質も多少の誤差は

　　　あるけど、バランスよく存在している

　　　ものなのね

　　　でも小室さんの身体には、火の気が９

　　　水の気が２　木の気が３　金の気が４

　　　土の気が４　くらいの割合で構成されてた

　　　これを見てわかることは、小室さんは

　　　本来、勝ち気で行動重視の人

　　　良い意味で情熱的

　　　悪い意味で落ち着きがない人

　　　ってところかな」

小室「」

恵那「あちゃ～っ　ネコかぶってたのバレバレ」

透明「あははっ別にそれが悪いわけじゃないんだけど

　　　火の気が強い人はそういう気持ちの

　　　持って行き方になりやすいんだよ

　　　ただ、今回の場合は、少し火の気が強すぎる

　　　行動を司るこの気質が強いせいで、

　　　寝ているときにも幽体離脱してしまうくらい

　　　気を抑えられなくなってしまったんだと思う

　　　それにくわえて、徐々に火の気質が増して

　　　いって、意識体の枠を飛び越えて実体にも

　　　その影響が飛び火したんじゃないかと

　　　考えたんだ

　　　ただ、これはあくまでも私の憶測だから

　　　ハッキリとは言えないのだけど、人間の

　　　可能性を知らしめるには私にとっても

　　　参考になったよ」

恵那「へ～っ先生でもハッキリわかんないこと

　　　あるんだ～

　　　優香ちゃん凄いじゃん」

・・・・なんだかな～

透明「とにかく、今回はこれですんでよかったけど、

　　　小室さんの場合、どうも遺伝的に火の気が

　　　強い家系みたいだかな気をつけないと

　　　いけないかもね

　　　私からアドバイスするとすれば、

　　　毎日の深酒を止めて、しっかりと睡眠を

　　　とるように心がければ少しは火の気を

　　　抑えられるようになると思うよ」

小室「・・・は、はい　気をつけます」

恵那「あはははははっ優香のことお見通しだね

　　　こりゃ～言うこと聞かないとね」

小室「う、うん」

この後、私は小室さんに五色の御魂を制御する

簡単な方法を教えて鑑定を終了する・・・。

しかし、人間というのは本当に不思議な

生き物なんだな～っと改めて考えさせられる

私もまだまだ修行が足りん

日々精進少し気合いの入る透明なのでした

　　　　　　　　　　　　　続く・・・。

透明「さてさて、みなさ～ん

　　　お待たせしました～

　　　今回は幽体離脱やら五色の御魂やら

　　　不思議なお話が多かったと思いますが

　　　次回は、この幽体離脱の方法やら

　　　小室さんにお教えした五色の御魂の

　　　コントロール方法などを皆さんにも

　　　紹介してみようと思います

　　　ぜひぜひ楽しみに待っててね～」

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