飛び出せ
釣り○○～っ・１０
老婆「・・・・・・・。」
凄い睨まれ方
透明「この呪は媼(おうな)のモノか
」
老婆「
・・・誰だ・・・。」
透明「とう世かような呪
見事です」
老婆「フンッ
同門か」
透明「邪道なれど同呪をいただきし
若輩者です
」
老婆「名を言わんが正道か・・・。
何用だ
」
透明「この地にかけられし呪の破罫の
お許しを頂きたく」
老婆「フンッ約定ぞ」
透明「その約定満了にて・・・。」
老婆「・・・フンッ力押しでも淘汰出来る
ものを・・・なるほど、理を踏むか」
透明「媼の呪なれば・・・。」
老婆「我の申し見事
破罫を許そう・・・しかし、この約定主
どうおさめる」
「ざばっ」
突然水面から人の影のようなモノが三体
ボートを転覆させんとユラしはじめる
透明「この方々が約定主ですね」
老婆「否これは主にして霊にあらず」
透明「怨霊ですか」
老婆「いかにも・・・。」
ボートは今にも転覆しそうなくらいゆれている
・・・ようにみえるだけ
実は、こういうモノは得てしてそう見せて
バランス感覚を狂わせて、慌てた自分自身で
転覆してしまうことが大半
私は狂わせられた三半規管を正すため、耳の裏を
強く叩く
ボートは、風にゆれている程度にもどる・・・。
さて、怨霊絶つべし
私は、怨霊を鎮めるべく九字を切り
場を正し経を詠唱する・・・。
１０分くらいたったか
先ほどまでボートをゆらしていた黒い影は
徐々に薄くなり、消滅してゆく・・・。
老婆「・・・見事・・・。」
釣れた老婆も消えて行く・・・。
取り敢ず一段落
次は、核石の処分だ
続く・・・。
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コメント
透明先生おはようございます{スマイル}
私にはこの出来事が難しくて理解できませ～ん{ショック}{汗}
でも・・・さすが先生{パチパチ}
きっちり納められましたね{超びっくり}
すごいの一言です{パチパチ}
専門用語？と昔の言葉であまりよくわかりませんでしたヽ(；▽；)ノ勉強しなければーっ！
老婆は誰かに頼まれて呪術をしていたんですかね。依頼人は誰なんでしょう(ﾟoﾟ;;次回が楽しみーっ！
ああ{汗}私も何がどうなっているのかわからないけれど{赤ちゃん}
どうやら事は収まったんですね、すごい{パチパチ}
まだまだ目が離せませんね{ユニミーピンク}
江戸時代の方なのでしょうか？
先生は本当に色々修行されてこられたのですね。
会話がとてもお互い礼儀正しいというか、気持ちのよいやり取りに感じました。私も言葉遣いを見習わなくてはです。
それにしても、霊と怨霊はちがうものなのですかね？漢字的には同じような。。。次回楽しみにしてます。
うーん何の約定なんでしょう…。
ドキドキ…
次、読ませていただきます。