世界最恐・9
透明「・・・・・・。」
冷や汗が噴出してくる
私の目の前に広がる光景は、とても残酷で
この世のものとは思えない惨劇が繰り広げ
られていた
視た目で言えば、全長2メートルほどの
赤い塊・・・その全てに人が肉が張り付いて
いるように視える
もちろん、実体ではないのだが、私には
かなり生々しく視えていた・・・。
透明「(ま、まさか、喰ってるのか)」
SF映画を思わせる出で立ちのソレは、
他の霊を取り込んでゆく・・・。
他の霊もチリジリになりながら逃げている
??「た、助けて」
??「きゃ~~~っ」
??「痛い痛いよ~おか~さん」
視ていられない
私は飛び出そうと想う気持ちを抑えながら
冷静さを欠いている自分に喝を入れる
3体の霊が取り込まれた直後
その赤い塊は、移動を始める・・・。
透明「(ま、まずいその方向は、円達がいる)」
私は、赤い塊に気づかれないように後を追った
透明「(頼む円気づいてくれ)」
一方、円達は・・・。
円「透明、遅っ」
漆原「円くん 透明先生に何かあったんじゃ」
円「ダイジョブダイジョブ
あいつは殺しても死なない奴だから」
漆原「そ、そうですか・・・。」
円「」
漆原「どうしたんですか」
円「ま、まずいかも」
漆原「えっ」
円「漆原さんこっち来て」
漆原「えっで、でも、ここから出たら」
円「いいから早く」
円は、建物の物影に移動し、急いで結界を張る
漆原「ど、どうしたんですか」
円「う、漆原さんと、とにかく嫌な予感がする
私が合図したら、目を閉じて、できるだけ
息を止めておいて」
円の小刻みに震える姿を見て、漆原さんも
緊張していた・・・。
円「(・・・き、来た
・・・・ な、何あれ)
漆原さん、息とめて目もつむって」
漆原「は、はい」
円と漆原さんは、赤い塊が通りすぎるのを待つ・・・。
赤い塊が私の張った結界を破壊しながら奥へと進む
円「・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・はぁ~
漆原さんもういいよ」
漆原「はぁ~・・・苦しかった~
一体何があったんですか」
円「わ、私にもわかんないよ~」
透明「円漆原さん無事か」
私もやっと二人に合流
円「と、透明
さ、さっきの、な、な、なに」
ガタガタ震える円を見て、逆に安心した私は
円のファインプレーを称賛し、頭をポンと
軽く叩く
もし、あの時、漆原さんがアレを視てしまったら
確実に精神崩壊してしまっただろう・・・。
透明「とにかく今は安全な所へ行こう
話はそのあとで」
私は、二人を連れて先ほどの中央広場へ向かう
中央広場には、エスカレーターもあり2階にも
上がれる
そこからなら全体が見渡せ、最悪あいつが
近づいてきても対処の仕様もあると考えたからだ
何とか安全な場所に到着した私たちは
赤い塊の正体を話し合う・・・。
一体、あれは何だったのか
次回、赤い塊の正体が明らかに
続く・・・。
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コメント
透明先生おはようございます{笑}
怖い・・怖すぎます{げっ}{汗}
円さんが震えているなんて・・{ごめんなさい}
透明先生の事もすっごく心配です{ごめんなさい}
正体を知りたいような・・知りたくないような・・・{ショック}
十分気をつけてくださいぃ~~{ガッテン}{キラリ}
今日のお話しは怖かったです{げっ}
ともあれ、赤い塊に見つからなくてほっ、としました{汗}
正体が気になります。
シンプルに描写されてるおかげで、思ったより大丈夫でした(^_^;)
が、赤い塊を想像したら…気持ち悪くなってしまいました(T_T)
大人の男性が見て、精神崩壊するものなんて…
昨夜TV朝日で放送された怒り新党の3大云々コーナーで
これと同じ内容の恐怖漫画が取り上げられていて{汗}
恐るべきシンクロ・・・
肉の塊にみえました。。。
2メートルでかいですね。
何故か知らないですが、実際見てみたいと思ってしまう自分がいました。
私は受けやすい体質なので、シンレイスポットというととこは絶対わかっていればいきません。が、不思議見てみたいって思うなんて
書いてある描写わかりやすくそふとで
想像、妄想なのかパッと、見えた気がしました。
でも実際見たらあたし、倒れそうです。(゚∀゚ ;)タラー
想像しただけでゾッとします。
透明先生、円サン、漆原サンみんな無事でよかった。