夏の日の想い出・9
次の日
今日は朝から快晴
私は急ぎ竹林さんのお宅へ向かう
しかし、今日は私も東京に帰らなければ
ならない日今日中に何とかしなければ
ならない焦りもあった・・・
竹林「淳和」
透明「」
竹林さんのお宅に着くと同時にお母さんの
大きな叫び声がこだまする
透明「ど、ど、どうしました」
竹林「あっ透明さん
・・・・淳和がまた山に行こうとして
熱もやっと下がったばかりなのに
どうして・・・。」
竹林さんの後ろには、うつむきかげんの淳和くんが
こちらを覗くようにみている・・・。
透明「淳和くんおはよう」
淳和「・・・コクン」
透明「私のこと覚えてる」
淳和「コクン」
透明「今日も裏山に行きたいの」
淳和「コクン、コクン」
揚羽「懲りませんね」
透明「うわっ」
淳和「」
竹林「」
透明「(なんで呼んでもないのに出てきたんだ)」
揚羽「はあ昨日、この子を守れという命令は
解除されていませんが?」
透明「あっ」
揚羽「はぁ~ダメダメですね」
透明「(なるほど、それで今日は淳和くんも
元気になっているわけか)」
揚羽「それで、この子あほうですか」
透明「(お前な~そういう言い方ないだろ)」
揚羽「・・・・・・。」
透明「・・・・・・」
揚羽「し、しかたないじゃん私だって、
心配してるんだからね」
嘘だ~
と叫びたかったが、ここはガマン
透明「じゅ、淳和くん
私が昨日の場所に連れて行ってあげようか」
竹林「」
淳和「二コッコクンコクン」
竹林「透明さん」
透明「竹林さんこのままホオっておけば
淳和くんは必ずまた一人で行ってしまいます
一人で行かせるより大人がついて行った方が
安全ですし、淳和くんが何故そこまでして
あの場所に固執するのかを
知らなければ、ずっとこの先もあそこへ
行き続けてしまうと思うんです
ここは、私に任せていただけませんか」
竹林「・・・・そう・・・ですね・・・。
それじゃ~、私もついて行かせてください」
透明「・・・わかりましたそれじゃ、用意をして
行きましょう」
私達は裏山に登る用意をし、淳和くんをおぶって
目的の場所へ向かう
改めて想うが、この急な坂道と長い距離を
こんな小さな身体で登るなんて
一体、何が彼をそこまでさせるんだろう
しばらくして、目的地に近づいた私の背中から
急に淳和くんが飛び降りる
透明「」
竹林「淳和」
淳和くんは、走り出しいつもの野原へ
透明「竹林さん少しそこで休んでいてください
あそこの野原に私達はいますので」
竹林「は、はいわかりました」
疲労困憊の竹林さんを休ませ、私は
急いで淳和くんの後を追いかる・・・。
続く・・・。
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コメント
あれ?揚羽お嬢さんが何だかギャルのイメージになってきたっすΣ( ゚д゚)
黒揚羽さん・・・ちょっとお口が悪いとこが好きです(笑)
こんばんは(^-^)/
ワタクシこのお話にかなりに入り込んじゃってるみたいで、一昨日、透明先生が熱のある淳和くんをお布団に寝かせるという夢を見てしまいました~{CARR_EMO_96}{CARR_EMO_18} 何故かそこに円さんがいらして、なんでアンタがここにいんの!って顔をされたのですが、あれはもしや黒揚羽さんだったのかも{CARR_EMO_114}
混同してゴメンナサイ{CARR_EMO_335}夢ですからーヽ(´ー`)ノ
最近このブログを知りました 勇気を沢山いただいています いつか私自身も鑑定して頂ける日が来ればいいなと思います 透明先生 素敵な言葉をいつも有難うございます