初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・16 原点へ・・・。・16 それから数日後 私の元へ、立派な興しに乗った、 依頼者が到着する・・・。 輿から降りたその女性は、私のいる社の前で お付きの者と話しているようだった 女性「・・・何と穢らわしい場所よ 本当に... 2019.02.16 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・15 原点へ・・・。・15 禁精呪術医師のもう一つの仕事・・・それは・・・。 僧正「・・・雪乃・・・。」 雪乃「天岱様、そのままで・・・。」 寺院の東にある小さな小屋が私の住まい兼仕事場だ ここなら、風が吹いて、私の病気が風に... 2019.02.14 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・14 原点へ・・・。・14 それから三年・・・私は基本となる修行を終え 初めて百薬師としての仕事にのぞむ・・・。 その時の驚きと苦しさは、今でも覚えている。 禁精呪術医師の仕事は、単純にして過酷なものだった、 主な仕事は、病気の人... 2019.02.12 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・13 原点へ・・・。・13 それからというもの・・・私は百薬師になるべく 仏門に入り、日々荒行に追われていた・・・。 身体が悲鳴を上げるほどの荒行・・・それでも、 百薬師になるためには、必要なことだった これらの修行では、修行中に亡... 2019.02.10 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・12 原点へ・・・。・12 雪乃「天岱様・・・私は、この村に残りたいと 思っています・・・」 僧正「しかし・・・。」 雪乃「わかっています村の人たちは、私の占いが 災いを呼び込んだ・・・わかっていたのに そのこと... 2019.02.08 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・11 原点へ・・・。・11 あれから一ヶ月・・・私に話しかける者は ほとんど居なくなっていた・・・それと同時に、 村には流行り病が流行・・・弱り目に祟り目とは このことであった・・・。 兵助「大丈夫か」 雪乃「うん・・・兵助は寝... 2019.02.06 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・10 原点へ・・・。・10 数日の時間が流れていた・・・ 村は、徐々に復興の兆しが見えてきていた しかし、田畑は荒れ、家を失った者、 家族を子を、親を失った者の心を回復させるには、 時間が足りなかった 失ったモノが多すぎる・・・。... 2019.02.04 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・9 原点へ・・・。・9 どれ位、時間が経ったのだろう・・・ 涙も枯れ果て、呆然としている私のもとに いつも野菜を持ってきてくれたおばさまが 抱きつく 村人「雪乃ちゃん」 雪乃「おばさま」 村人「可哀想に・・・私が変わってあげ... 2019.02.02 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・8 原点へ・・・。・8 真っ赤な甲冑を身に着け、大きな刀と 無精髭を携えた大男・・・。 その甲冑が日に照らされて気づく 真っ赤な甲冑は、今、赤く染められたものだと・・・。 侍「何だぁ~ここは、神社か」 神主「立ち去りなさ... 2019.01.31 初心忘れるべからず(透明の自戒)
初心忘れるべからず(透明の自戒) 原点へ・・・。・7 原点へ・・・。・7 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ ここからの3話は、少し辛いシーンが続きます もし、苦手な方がいらっしゃいましたら3話分を 飛ばして「原点へ・10」から続きを読んで いただけましたら幸いです なるべ... 2019.01.29 初心忘れるべからず(透明の自戒)