鑑定ファイル11/??さん4
幽霊「・・・夫・・丈夫・か・・大丈夫ですか」
はっどうも衝撃が強かったようで
少しトランス状態になっていたようだ
透明「あっごめん、ごめん」
幽霊「何だか、身体に感覚が戻ったみたいにジンジンしました
で、何かわかりました」
透明「え~と・・・あっそうそう ごめんね、かなり断片的で
よくはわからなかったけど、多分これが原因かなって
いうのはわかったんだ 取り敢ず、私の見解が
あっているか確かめたいから
生前の事で覚えていることを教えてくれるかな」
幽霊「う~ん・・・あっ
そういえば、まだ自己紹介していませんでした
私、詩織って言います
生まれは横浜で、大学生をしていました。
う~んと 特にこれといって特長のある生き方
していた訳ではないのですが、唯一
吹奏楽が好きでよく演奏会にも参加したり
していました 後は・・・そうだ
私、先月の演奏会の帰りに、事故にあって
そこからお化けになっちゃったんだ」
透明「なるほど 事故の後、詩織さんはどうしていたの」
詩織「え~と、自分が運ばれて行くところを見てて
そのまま事故現場にしばらくいました」
透明「運ばれて行く自分にくっついていかなかったの」
詩織「う~ん たしかしばらく身体が動かなくて
そのまま2・3日いたら動けるようになったから
天国に行くんだと思って
何処に行けば逝けるのか 探していたんです」
透明「・・・ 随分割り切りが早いねぇ
じゃあ自分の葬式にも立ち会ってないんだ」
詩織「はい 多分自由に動けるようになったときには、
時間も大分過ぎていましたから、終わっているだろうし
あまり両親の悲しむ顔見たくなかったから」
透明「そっかぁ ありがとうね
これで大体合点がいったよ」
詩織「よかったです~」
透明「詩織さんは間違いなく浮遊霊だね」
詩織「浮遊霊」
透明「そう、詩織さんみたいに定着場所の無い霊を
浮遊霊といって割と私も話しかけられることが多いんだ
詩織さんもよく行き交うんじゃない」
詩織「じゃあ、よくすれ違う人達って私と同じなんですね
でも、お化けだから怖くて 話しかけられても
いつも逃げちゃうんです」
透明「・・・ま、まあそうだね」
詩織「あっ
でも、よくその場から動かない人もいますよね~」
透明「それは、地縛霊っていって強い念がそこに残ったり、
読んで字の如く土地に縛りつけられてしまって、
動けなくなっている人達だね
彼らがもっとも人に取憑きやすい霊なんだ
なんせ動けないから人に乗っからないと
その場から移動出来ないからね」
詩織「ふ~ん、お化けも色々いるんですね」
透明「そ、そうだね さて、本題に入るけど
詩織さんは今は間違いなく浮遊霊だけど
多分、生きています」
詩織「えっえ~っ」
私の見解では、詩織さんは今は幽霊ですが
生きているはずです
いったいどういうことなのか 次回に続きます
続く・・・。
コメント
透明さん
こりゃまた 次回二日後うp 待ちきれないなぁ~幽霊さんには あまり お会いしたく ないけど、 詩織さんなら お会いしても いいかも 明るい幽霊さんみたいだし 生きているみたいだし(^^ゞ早く助けてあげてね{CARR_EMO_38}
きゃぁ~幽体離脱?????
植物人間?
きゃぁ=====
どうなっちゃうんでしょっかぁ{げっ}
でも、詩織さんも先生に出会えてよかったぁぁぁ。
無事に元の場所に戻れるといいなぁ
先生~~
いきってるって・・・・{はてな}先生に出会えたことで状況が一変するんですね~ 次回の展開が待ちどうしいです{ルンルン}