秘密のアッ○ちゃん・8
恵那「鬼の住む場所」
透明「今の日本で一番人心が乱れ
欲と権力にまみれていた時代って
いつだかわかる」
恵那「えっいきなり歴史の問題」
柄野「平安の時代ですか」
透明「さすが先生その通り
今の時代は、ある意味恵まれている
昔のように欲するモノが単純じゃないからね」
恵那「どういうこと」
透明「要するに、欲も色々なモノがあると分散する
アレもしたいコレもしたいってね
そういう面では、平安の世とかは、わかりやすい
欲するモノが限られていたから、
念も集約しやすかったんじゃないかな」
恵那「なるほど・・・」
透明「そして、その平安の時代
大きなうねりが起こる」
柄野「養和の大飢饉」
透明「うんこの飢饉の時には、貧富の差はもちろん、
犯罪も普通に横行していた
人々は、生きるため、権力を得るためだけに奔走し
その単純な念と欲はとどまることを知らなかった」
恵那「それで鬼が・・・。」
透明「そうだねこの当時はその鬼をも使って暗躍を考える
輩すらいたというから、鬼の存在は結構身近だった
のかもしれないね」
恵那「ふえ~っ」
鬼は、人間の煩悩から産まれ増えて行く・・・。
鬼の思考は、それを産んだ欲と比例し、単純な思考と行動に
よって、人間界を跋扈していた
そこで、六道のバランスを崩しかねない鬼の存在を憂えた
仏様によって、人間が生み出すもう一つの生命を
人間界の横に重複させる形で階層を作り、人間界から
鬼だけをその階層へスライドさせることにする・・・。
これが、鬼界と呼ばれる鬼の住む世界
平安の時代は、この階層が新たに出来たことにより、
隣の階層へ鬼を誘導するため、ある特定の時間と月の満ち欠けを
利用し、鬼の貯まりやすい北東から鬼界へ入ることが出来る
南西方向へ鬼を誘導百鬼夜行という形で鬼の行列が
見ることが出来たと言われている・・・
これが鬼門と裏鬼門のゆえんである
そこから後の時代には、鬼の出現話は、パタリと無くなり
古い文献にも、数える程度のものが記されているだけとなる
しかし、もちろんこの世に人間がいるうちは、鬼を産み出すことは
無くなりはしない
しかし、鬼は産まれて直ぐに鬼界へ誘導されることで
人の眼には触れにくくなったのだが・・・。
柄野「・・・・・。」
恵那「でも、それっておかしくない
それじゃ~、何で向日葵ちゃんの鬼は鬼界に
誘導されないわけ」
透明「まあ、もう少し説明させてよ
それはね、鬼にも色々な種族がいるからなんだよ」
鬼の種族・・・そして、鬼とは
次回、明らかになってきます
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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是非ごらんください
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コメント
ますます気になります
鬼にも種類があったとは
展開にどきどきします。
今回は鬼だけど、もしかして鬼以外の種族もいるのかな!?と思ってしまいました(゜〇゜;)?????
初めまして、初花と申します♪
透明先生のブログに出会ってまだ3か月程の初心者です。
全ての過去記事を「うぉー!マジ!」だの「ええーーっ?!」
だのPCの前で叫びながら夢中で読ませて頂きました。
中でも大好きなエピソード、先生のお師匠様の最期の教えの
場面は何度読み返しても号泣です…(ToT)
素晴らしいお師匠様でしたね。。。透明先生とお師匠様、陰ながら大尊敬しています。
ところで鬼ですが、「妖精王」のエピソードで昴さんの庵に現れた屍食鬼やお話しにチラっと出てきた小鬼、「世界最恐」のエピソードの黄泉玉の他にもまだ色んな種があるということなんでしょうか?興味がそそられます♪
それにしても人が鬼化してしまう…何とも恐ろしいですね。。
ちなみに、小さい頃「将来はラムちゃんになる!」と豪語していたワタシ。「それって鬼じゃん。」と気付いて今更ビビっております。(汗)まぁ、ラムちゃんのようにラブリーな鬼にだったら変身してみてもいいかなぁ…なんて、しょうもない考えが頭を過る初花なのでした。。
鬼の種類…
たしか黄泉玉登場シリーズで、お化けと霊の違いも知って、びっくりした記憶…再びです(^_^;)
平安時代…後世の人間が名付けたから仕方ないけど、どす黒な欲望が暗躍する世界なんて全然、平安じゃない…
平安時代だったら美人と言われてましたが、生まれてなくて良かった~!(笑)
でも先生、この鬼は…
まだまだ心配の種は残ったままです…