何かようかい・9
私は、どうしても気になることがあり
それとなく、お伺いをたててみる・・・。
透明「和尚1つ聞いてもいいですか」
和尚「」
透明「和尚は、生前の姿のままなのですよね
一体、何があったのですか」
和尚「・・・くわ・・れた・・・。」
透明「喰われた」
和尚の話は、ゆっくりで昔の言葉が混ざった
独特の言葉だったので、皆さんには要約した
内容をお伝えしますね
和尚曰く・・・。
もともと、この寺は薬師如来をご本尊とした
由緒正しきお寺だったらしく、医者のいない
この地では、薬師様の教えを受け継ぎ
和尚が医者の変わりに薬草を煎じて
多くの人々に配り、沢山の人々を
暗闇から救っていたという・・・。
ある日、一人の若者が身体を患い和尚を
頼ってきた・・・。
その若者は、顔がタダレ、腕も壊死しかかっており、
一目で流行病だとわかったらしいのだが、
それでも、和尚はその若者を救おうと必死に
薬草を探し、煎じて飲ませ、若者が病をまき散らさない
ように、お寺に住まわせ看病をしていた
必死に治そうとする和尚の看病が効いたのか
薬師如来に救われたのか
その若者は、みるみる元気になり、腕は失ったものの
自分で何でもできるほどになったという
その若者が、お寺を去り、しばらくしての出来事
いつものように沢山の人々の悩みを聞いていた和尚が
突然倒れる
和尚の顔にはみるみるタダレが起こり、身体全体に
広がった
和尚は、そのことを人に知られまいと、しばらくの間
お寺の門を閉じ、薬草を煎じて病気と闘っていたのだが、
身体の自由が効かなくなっていた和尚には、
新たな薬草を採りに行くができない・・・。
和尚はお寺の中で、誰か人が訪ねて来てくれるのを
待ったいた
しかし、いっこうに誰も寺の門を叩く人はいない・・・。
それには理由があったのだ
和尚の治療で病から立ち直った若者が、村の人々に
和尚の状態を聞き、和尚は流行病にうつってしまったのだ
と言ってしまっていたのだ
そのことを知った村人は、病がうつるのを恐れ
お寺に近づくことはしなくなっていたのだった・・・。
しばらくして、和尚は、最後の力を振り絞り、
病で見えなくなった片眼と体中のタダレを隠すため、
蓑を頭からスッポリとかぶり、壊死し無くなってしまった
片足を庇いながら残った足で、何とか外に助けを
求めようと飛び出した
しかし、その光景を見た村人には、その姿が和尚だと
気づけるはずもなく、その恐ろしさに畏怖し
罵声を浴びせながら逃げていった
和尚は、その光景をみると、自分はもう助からない
自分はもうすぐ薬師様の元へ行くのだと悟り、
寺に引き返していったという・・・。
それでも和尚は、息を引き取るまで、村人や
自分を頼ってきた人たちのことを心配して
この世を去ったのだった・・・
透明「(そうだったのか・・・喰われたというのは、
病に身体を喰われたということだったんだ・・・。
でも、和尚の心配する気持ちが残留思念として
この寺に残り、からかさお化けとして
今でも、この場所を守っているということか・・・。)」
私は何だか、やるせない気持ちになっていた・・・。
続く・・・。
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コメント
和尚さんかわいそう‥>_<
人々を助けてきた方が、助けられる事なく亡くなられるのは本当にやるせないです。だからと言って、私もその方を助けたりはできないし、病が移るのを恐れてしないのだろうなとも思います。う~ん。そういう流れってどうにか変えられないのかな。と思ってしまいます。
和尚さま、ユニークな口調に、つい笑ってごめんなさい(泣)
なんて温かい御心の方なんでしょう
真実は切ない…
同じく、やるせない気持ちになりました…{グズン}
だけど、透明先生に話を聞いてもらえたことで、その思いが救われたら嬉しいなと思います{キラピンク}
どうして多くの人(私も)の目は本当に大切なものが見えないようにできているのだろう。
それが見えないために生まれてしまう悲しいできごとがこの世にはたくさんある。見えてしまうがゆえの悲しみもたくさんある。
和尚さんの魂は美しいままなのに、身体はどんどん病に蝕まれ人がどんどん離れていってしまった。
自分の命を最期の日まで運ぶことも生きる意味。その結果和尚さんを見捨ててしまうことになる。
どちらの道を選んでも、感情がどこまでも納得できない。
もし、からかさお化けになってしまった和尚さんが透明先生と出逢うことがなかったら、ずっとその場所に縛られたままだったかもしれないと思うと…。
和尚さん‥‥読んでて心が苦しくなりました。
皆のためにご尽力されていたのに、そんな亡くなり方だなんて悲しい。
若者は何故和尚を助けなかったのか、それどころか恩を仇で返すようなことをして!!
病が治ったなら免疫もあるし、何より命の恩人だというのに。
そんな目に遭っても、和尚さんは皆の心配をしてからかさお化けになって尚、未だにお寺を守ってらっしゃる。
なんて心の綺麗な人。
だからこそ透明先生に出会えたのかもしれませんね。薬師如来様のお導きでしょうか(^^)
そのような悲しい出来事があったのですね…(T-T)
妖怪が好きだからと浮かれていた自分が恥ずかしいです。
和尚さんが、もうみんなの心配しないで、悲しみからも救われますように…(T-T)
和尚さん、そんな悲しすぎる
過去があったのですね…
流行病に立ち向かうのは難しい
現代でも、エボラ熱で苦しむ人がいる
教訓として、自分に何が出来るか
それを考えて実行する
これが一番大事なのかな?
無関心や他人事にしない事
嘆くだけでは、繰り返すだけ
なので!募金することにしました!
帰宅したら早速やります!
正しい者が報われずズル賢い奴が幸せになんて残念ながらよくあることですね。伝染病研究者や医師がそれに感染するケースは宿命的と言えないこともない。でも薬師如来様は和尚を救済出来なかったのかな?いずれにしても仏に使えて徳を積んだ生き方をしたんだから本人の魂は救われている筈ですよね?残留思念だけが一人歩きしてそこに残っているんでしょうから。
(似てるお名前の方がいらっしゃるので、名前の後ろに「☆」をつけてみました)
悲しいお話ですね。そんな目にあっても、それでも人々を守ろうとした和尚様。
そういう人こそ、救われますように…!
人のために世のためにしてたことが、結果が、悲しい。
きっと、他にも和尚さんみたいな人が沢山いると思う。
日記見て、何か出来ること、あればいいなあ。
もしかしたら、近くにいる人も、和尚さんみたいな存在する人いるかもしれないと思うと、反省。
いつも先生の日記には、考え反省です。ありがとうございます。
早く、和尚さんが、天国に行けますように。
胸が痛くなる話ですね。
なぜ若者は自分を救ってくださった和尚のお見舞いに行かなかったんでしょう…恩知らずだなあと思ってしまいました。
でも、自分がその立場だったら、迷わず見舞えるかは自信がないです
悲しいお話ですね。
若者が我が身可愛さあまりに和尚を助けなかった、としてももしかするとそれを周囲に教えたのは伝染を防ぐためだったのかもしれません・・・
が、やり切れない気持ちですね。
力尽きてしまったけど、和尚は最後まで生きたかったのですね。生きて集落の平穏を守りたかったでしょうね。
・・・合掌・・・
最後は和尚さまだけが苦しまれて亡くなることになったけど、
和尚さまがお寺の門を閉めたこと、若者の言動で誰も来なかったことが
幸いにも流行の感染を止めたのかと思いました。
和尚さまのお蔭で、誰も苦しまずにすみましたと感謝を伝えたいです
(><)
そして、もし今もその苦しみが体に残っているなら…取れたらいいなぁ。
透明先生 みなさま こんにちは♪
和尚様のお話し、先生に要約して頂いても長いお話しでした…。{汗}
それをじぃーっと聞き入っていらした先生の胆力も凄いなぁ。。
お話しの内容は本当にやるせないですね…。保身の為に恩人を
見捨てる人々…そんな人々の為に我が身を省みずに働いて、
死んだ後も残留思念となってお寺を守っているなんて…グスン。{涙}
和尚様の薬師如来さまへの帰依の心が、きっと透明先生を呼び
寄せたのでしょうね。どうか、良い結末を迎えますように{ルンルン}
和尚様、すごく可哀想{ごめんなさい}
その姿にも理由があったんですね{ごめんなさい}
だから、「笑うな」って。そうですよね。
容姿のこと笑われたらすごく悲しい、
まして、そんな経緯があったなんて・・・{ごめんなさい}
なのに最後まで村人の心配をしてたなんて、
なんて優しい和尚様なんだろう。{グズン}
なんて悲しい最後だったんだろう{ごめんなさい}
う~{グズン} 涙が止まりません{グズン}
あ{げっ} 「笑うな」じゃなくて「言うな」でした。
そそっかしくて、ごめんなさい{ショック}
でも、容姿のこと言われるのショックですよね{汗}
{キラピンク}透明先生に沢山の幸せがありますように{ラブラブ}{キラピンク}