かんじて・・・。・6
透明「藤堂さんは、観似手を欲しているのですか」
藤堂「私は・・・できれば、欲しいと思っています」
透明「そうですか・・・でも・・・。」
藤堂「・・・先ほどお聞きしたように、五感の1つを失う可能性が
あるとしても、その覚悟はできているつもりです」
透明「そんな覚悟なんて」
藤堂「」
珍しく声を荒立てる透明先生
透明「あっ ご、ごめんなさい
・・・・・・・・・・・・・。
藤堂さんのお気持ちを挫くワケではありませんが、
1つだけ、わたしの話を聞いてくれますか」
藤堂「えっは、はい」
透明「これは、私が中学生の時の話です
私達キョウダイは小学生の頃から、
師匠の元自分の能力をコントロールする為に
必死で修行していました」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「せ、先生・・・もう、ダメ・・・。」
師匠「おいおいそんなんじゃ、自分に呑まれちゃうぞ」
円「で、でも~っ」
師匠「泣き言は、後々続けろ~っ」
陣「ひぇ~っ」
昴「ううっ・・・」
美莉「む~っがむばる~~~っ」
怜「・・・・・・」
流奈「くっ」
瑠璃「も、もう、無理~っ」
師匠「まったく情け無いなぁ~
お前達、康誠(こうせい)を見習え」
私達キョウダイは、全員で9人
皆、自分の能力である観似手に悩まされ、
呑み込まれないように必死だった・・・。
康誠は、私よりも先に師匠の元へ弟子入りしていたが、
歳も同じで、気さくな性格の康誠とは、ウマがあっていた
私達は、いつも一緒で、学ぶときも食事をするときも、
もちろん、いたずらするときも常に二人
師匠からは、お前達は二人で一人みたいなものだな
などと言われるくらい、違和感もなく本当の兄弟の様に
お互いを高めあう親友でありライバルでもあった・・・。
それから、3年の歳月が流れ、私達は中学生になっていた
語られることのなかった9人目のキョウダイ・・・。
次回、観似手への想いが交錯する
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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コメント
えっ!
ごキョウダイって9人いらしたのですか!?
(勝手に7人だと思ってました(笑))
しかも、男性…。
続き楽しみです。
そういう力を持っていても、もっと欲しくなる…ものなんですね…{CARR_EMO_334}
ところで先生が、時々、深くご自身の話や能力に触れるお話されるのが、なんか不安です{CARR_EMO_334}
あえてブログにされるかは、みんなに伝えたいことであるから、有り難く読ませて頂いてるのですが、
なぜか先生の見てはいけない傷に触れてるようで{CARR_EMO_334}
先生、何か急いでいるわけではないですよね…
これは私の妄想だ、そう妄想だす(苦笑)
なんだか、私も最近、無邪気になれないコメントばかりだなあ、お目よごしごめんなさい…
↓自称・お笑い担当(^_^;)
透明先生 みなさま こんにちは♪
ん~~~~~~。。。(最近、唸ってばかりだなぁ…)
先生の9人目のキョウダイ、康誠さん。
エピソード・ゼロにも登場されていないところをみると、
その頃にはもう修業に参加されなくなっていたのかな…?
和樹さんも仰っていますが、このところ先生ご自身の能力に
ついて言及する内容の記事が多いですよねぇ。
長年の読者である和樹さんの不安というのが、何となくですが
分かる気がします。見てはいけないモノを見ているような…
何かが、加速しているような…。
確かに、去年までの先生の記事と比較しますと、今年に入って
からのブログの内容がよりコアに、より何かの核心に近づいて
いるような気がします。何かとは何だか、よく解りませんが…{汗}
先生のお考えになることですから、きっと話すべきタイミングが
来て、それを受け取る側(我ら)にも必要な内容だという判断で
記事を書かれていることと拝察いたします。
ワタシ自身も、今回の記事の内容はとても興味深いです。
それは単に興味本位ということではなく、自分自身に関わること
切実な問題と直結しているような気がするからです。
それが何かは、まだ解らないのですが…(大汗){げっ}
何となくですが、次回からは号泣しそうな予感がビンビンする
ので、ハンカチを用意して待っていま~す。
この記事を読んで、『木を語る人生・8』で語られていた自ら命を絶たれた先生のご親友のことを思い出してしまったのですが、、私の考えすぎですね{汗}すみません(><)
次回も心待ちにしております。
無い物ねだり…。人のものは、素敵に見えるんですよね。その人のそれしか見えないから余計に。
でも、何で私にはそれが無いのか考えてみたいと思います。羨んでいてもやりたい事はできないし、きっとその時間を後悔しちゃう。時は金なり、人生は思いの外短いので、羨むよりも悩んでバタバタした方が同じ道草遠回りでも後悔は少ないかもしれないから。
うん。頑張ろう♪
独り言失礼しました(/▽\)
能力者の方はやはり能力に意識がいってしまいがちなんでしょうね。あ、能力者に限らないですね、技術、能力、才能。
これがあれば、って思ってしまう。だけれどそれらはある意味道具。道具は無いよりはあった方が良いし巧く使いこなせなければ意味がないけど、一番大切なのは道具を使って自分は誰に対して何をするのか。深く深く悩み行動し考え作り上げた哲学、信念、価値観、多分そう言うもの。
凄く失礼な話かもしれませんが私は、例え透明先生が能力が無くてもクライアントと一緒になって悩んで考えて笑顔や希望を届けられる方だと勝手に思っています。先生には優しさはもちろんお師匠様や兄弟、今までの経験から造り上げた信念、価値観、そう言うものがあると感じるからです。
桃代さんも、そう言うことを伝えたかったんじゃないかな?と思いました。(違うかもしれないけど)
長文でとりとめの無い話、大変失礼いたしました。