月夜の晩に・・・。・５

月夜の晩に・・・。・５

ALL「キャピキャピワイワイ」

相変わらず、勝手に盛り上がっているけど、

人助けサークルか・・・。

私も、若い頃は恵那みたいに、躍起になって

人助けしようとしていたなぁ～

何だか、懐かしい気持ちにもなるけど

透明「恵那ちゃんそれに、皆さん

　　　ちょっと、聞いてくれるかな」

ALL「」

恵那「やってくれる気になった」

千香「本当ですか」

透明「いやいやいやいやちょっと待って」

泉美「」

透明「君たちの要望は分かったけど、実際に

　　　そのサークルがどんな活動をしているのか

　　　どこまで何をするのか

　　　何も聞かされてないんだから、判断のしようも

　　　ないんだよ」

真奈「あっそ、それもそうだよね」

恵那「あっ忘れた」

透明「先ずは、そこから教えてもらって判断させて

　　　もらいたいんだけど・・・」

千香「わかりました」

彼女達のサークルに入っている学生は、約２０人

イベントごとに、参加人数は増えたり減ったりする

らしいが、団体で行なうボランティア活動の場合は、

一般のボランティア団体も参加できるらしい

と、ここまでは良いのだが・・・

それ以外にも、個人的な悩み相談を受け付けたり、

困っている人の自宅に行き、手伝いをしたりと、

何でも屋的な活動内容も含まれていて、正直、

今まで事故が起こらなかったことが不思議なくらい

危険な感じに見て取れる・・・

心がけは、良いのだが、果たしてこのまま

何事もなく上手く行くのか

確かに心配だ

斜に構えた大人としては、危険をおかしてまで

人助けはして欲しくないのだが、如何せん、

恵那は、私の行動を目の前で見過ぎている・・・。

さてさて、どうしたものか

泉美「という感じです先生」

透明「う～ん・・・わかった・・・。」

恵那「じゃあ、顧問引き受けてくれるの」

透明「顧問を引き受ける前に、少しだけ、

　　　テストさせてもらえるかな」

千香「テ、テスト」

透明「うん君たちの適正も見たいし、

　　　今から出す問題に答えてくれるだけで良いから」

真奈「が、頑張ります」

次回、テストのお時間です皆さんも一緒に受けてみてね

　　　　　　　　　　　　　続く・・・。

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