幸か不幸か・7
高沢「高校受験・・・。」
透明「高沢さんは、知佳ちゃんが受験をする時、
かなり受験校を絞り込みましたよね」
高沢「は、はい・・・で、でも、知佳にとって
一番良い選択をしたと思っています」
透明「確かに、将来を考えて選んだ学校とすれば、
安定した学校を選びましたし、知佳ちゃんも
本当によく頑張って合格したと想います」
高沢「知佳の実力なら、何とかギリギリ入れると思ったので
合格したときは本当に嬉しかったです」
透明「本当に、親孝行な子だと想います」
高沢「・・・でも、そんな大変な想いをして入った
学校なのに・・・」
透明「親としては、信じられませんよね・・・。
高沢さんのお気持ちは分かりますが、知佳ちゃんに
とっては、今の学校に合格することが、高沢さんに
対してできる、親孝行のつもりだったのかもしれません」
高沢「えっ」
透明「私からみると、知佳ちゃんは本当によい子だと
想いますよ
高校生になる頃の思春期では、親の意向を素直に聞ける
というのは、希な方だと想います
それでも、知佳ちゃんは、お母さんの意向を
高校生になっても尊重している
もちろん、それだけ高沢さんの育て方がよかったのだと
想います」
高沢「じゃ、じゃぁ今の知佳は思春期による反抗期ということですか」
透明「う~んそういう訳では無いです
どちらかというと、少し早めの卒業ですかね」
高沢「卒業」
透明「知佳ちゃんは、思春期を卒業して大人になろうと
しているということですよ」
高沢「えっ」
透明「まだまだ、甘いところが沢山ありますが、それでも
知佳ちゃんは、知佳ちゃんなりに、大人になろうと
しているのかもしれません・・・
ここからは、少しキツく聞こえるかもしれませんが、
最後まで聞いてくださいね」
高沢「は、はい・・・」
透明「高沢さんは、気づいていましたか
知佳ちゃんが、高校受験のとき、自分で選んだ学校を
全て却下されていたことを」
高沢「そ、それは・・・確かに、あの子が選んだ学校は、
全て反対しました・・・。
でも、それは知佳の為であって」
透明「もう一つ知っておいてください
知佳ちゃんが選んできた学校は、全て知佳ちゃんの
仲の良い友達や親友が進んだ学校です」
高沢「」
透明「それでも、知佳ちゃんは高沢さんの自分を想って
くれている気持ちに答えようとしたのです」
高沢「そ、そんなこと・・・知りませんでした・・・」
透明「その時、まだ、幼さの残る知佳ちゃんにとっては、
苦渋の選択だったと想います・・・
それでも、彼女はお母さんの期待に応えてくれた
その気持ちだけは、ちゃんと理解してあげてくださいね」
高沢「・・・・知佳は、何故それを・・・。
いえ私が言えなくしていたのでしょうね・・・」
透明「さて、そんな知佳ちゃんが、今度は自分の意思を
押し通そうとしています
多分、ダンサーの件は、これから話すつもりでしょうけど、
高沢さんは、どう答えてあげますか」
さて、ここからが一番難しいぞ
気を引き締めて言葉を選ばなければ・・・。
続く・・・。
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コメント
高校時代って、本当に難しい。
親よりも友達を選びたいけど、自分では稼ぎがないので
親の言うことを聞くしかない・・・
私も、高校1年生が終わった時に、他府県に転校させられて
友達や彼と離れるのがどれだけ辛かったか。
親に「学校の寮にいれてくれ、転勤に連れて行かないで」と
お願いしたけど、ダメだった・・・
思春期を卒業したい、まさにそんな過去の自分を思い出しました。
そおかー。
でも、思い通りの受験は皆んなができるもんでもないし。
自由ならあと2年位は我慢しても、と思っちゃいますねー。
ウチの息子は受験校は全て自分で決めたけど、合格した際の進学先は親が決め、さらに寮生活を強いてしまいました。
まあ、全寮制だったので。
半年位は精神的に暴れてました。
支えるのは結構大変でしたが、今は楽しんで生活してくれています。
お友達もでき、長期の休みにはこちらに帰り、こちらのお友達とも遊びまわっています。
本当に夢があれば応援したいけど、自由が目的であれば今は忍耐を鍛える時期と思い努力して欲しい気もしてしまいます。
かく言う私も全く高校生活は退屈で苦痛でしたが、まあ卒業して良かったと思っています。
ああ~、すごいわかります。。
頑張っていても、いつもナイナイを見つけてきて。。
私自身はこんなに満たされてるのに、母と会うと気が滅入る。
別の人間で、生き方も性格も違うのに、どうして母のやり方でないと不幸って決めつけられるんだろうかと。
悲しくなることがあります。
愛は感じるのですが…難しいですね~。
次回めっちゃ気になります!
子供を縛っている親って本当に多いですよね。
結局は自分が出来なかったことや後悔などを押し付けてるだけ、つまり子供に自分の過去を投影してるだけのように感じました。
こんにちは(^-^)/
透明先生、皆様。
高沢さん、一番初めの話し始めた時は
高沢さんは、他者が諸悪の根源だと
思っておられたみたいですが
先生とお話されていくうちに
高沢さんご自身にも原因がある事
分かってきました
ダンサーになりたい
と言う、娘さんが辿り着いた答え
その答えに至る過程を知る事って
大事ですね
高沢さん、娘さんに対して
どんな答えにたどり着くのか?
その過程を今読んでる訳で(笑)
高沢さんも、娘さんも
共に幸せな答えが出ると良いですね(^-^)/
次回、高沢さんとともに、透明先生のお話を素直に受け入れて理解しようと思います。
今日は、願いを込めつつ千羽鶴を折りました。明日、完成させたいです。
今のんびりテレビ見てる子どもを横目で見つつ、祈ってます。
どうか枝に入りませんようにと。
夜分、すみません。
もう深夜ですね。
なのに、未成年の我が子はまだ帰宅してません。
もうすぐ帰るとLINEはありましたが、
友達と昼ごはんも夜ご飯も食べてきてます。
朝は何も食べずに出掛けました。
こんな生活して、遅寝遅起きの不規則さ。
もちろん、私は甘い母ではないのです。
どれだけ叱ったか、今迄に。
こんな不健康な生活してて、何者にもなれやしない。
と書いてたら、帰宅しました。
叱るのに疲れてる私は、今は、お風呂の準備をして
おやすみの挨拶をして寝室に来ました。
事件に巻き込まれないよう、いつも
祈ってます。法具を寝具の下に置くことしか今の私にはできません。
次回の更新での知佳ちゃんと我が子の思いがシンクロしてるのなら是非参考にしたいです。
さて、早起きの私は、いまから寝て、いつも通り我が子を6時半に起こします。たとえ起きなくても。おやすみなさい。