実は・・・。・12
そのモノ・・・美しき黒き蝶の羽をたずさえ
3本の雷を呼ぶ角を従える・・・。
煌びやかな着物を羽織し姿は、まるで天女のような
あでやかさ・・・しかし内なるは、その羽のように
漆黒にして残忍なり
透明「(・・・まさか、昔読んだ古文書の内容が
そのまま出てくるとは・・・。
こりゃ~死んだな・・・)」
「ほ~う・・・そちが妾を呼んだのかえ」
透明「(いやいや呼んでないから)
お美しいお姿を拝謁でき、恐悦至極に存じます
天ノ黒羽の御子(あまのくろはねのみこ)
またの名を、黒蝶の君(こくちょうのきみ)」
黒蝶「ほほ~う、妾が一族の名を知るものがおるとは・・・。
しかし・・・天ノ応牙鬼
・・・・失態ぞえ」
鬼「お、お、お許しくださいお方様」
黒蝶「・・・・・ふん」
黒蝶の君に睨まれ、さすがの天ノ応牙鬼もタジタジだ
しかし・・・。
文献によれば、平安の世で最も多く人を助け、
最も多く人を殺めた鬼の一族・・・その一族は、
皆、美しい女性の姿をし、通常の鬼とは違う
階級と能力を有していたらしい・・・。
黒蝶「ふむ・・・久しく見んうちに、彩愛も美しゅう
なったのぉ~
しかして・・・この騒ぎはなんじゃ」
鬼「は、はい!彩愛嬢が、護鬼遠雷の儀を執り行おうと
していた為・・・。」
彩愛「あっ・・・。」
黒蝶「ほう彩愛は、妾との縁(えにし)を絶つと申すか
それならば、早う言えばよかろうに」
彩愛「えっそ、それでは、帰っていただけるのですか」
鬼「・・・・・。」
透明「(嫌な予感・・・。)」
黒蝶「もちろんじゃ~妾も退屈しておるでなぁ~
そういう事であれば、彩愛の魂魄をいただき、
鬼界に帰ろうぞ」
彩愛「えっそ、それは」
黒蝶「なんじゃ妾にただで帰れと申すのか
使役した鬼族には、それ相応の対価を支払う
決まりじゃ彩愛は霊力がないからのぉ~
支払うは、魂魄と決まっておるじゃろう」
黒蝶が動き出す
透明「タイさん逃げて」
タイ「お、おう」
泰蔵さんが彩愛さんの手を引いて走り出す・・・
黒蝶「待ちぃ~や~」
黒蝶の君が手を前に差し出す・・・。
透明「マズイ」
私が間に、割って入る
透明「ぐわ~~~~~~っ」
とてつもな圧力が、身体にかかる
透明「は、肺が・・・潰れ・・・る・・・オン」
間一髪、黒蝶の呪を弾き返す・・・
黒蝶「・・・・・」
透明「はぁはぁはぁはぁ・・・」
鬼「ま、またもや」
次回透明先生、大ピンチです
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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コメント
透明先生おはようございます&お久しぶりです(^^)
もしかして、黒揚羽さんのお話??
それならなおさら続きが楽しみです。
違うかったらすみません(^_^;)
透明先生{ハート}おはようございます{YES}{晴}
黒揚羽ちゃんを預かる事になった理由のお話ですね{ひらめき}
強くて優しくてカッコイイ{キラリ}先生に
鬼ですらも惚れちゃった{ラブラブ}とか{ラブ}
次の展開、楽しみにしてまーす{ルンルン}
えっ!この鬼さんが、黒揚羽さんなんですか?!
今では、ツンデレで、透明先生にべたぼれで、あんなに可愛いのに・・・。
素晴らしい{ラブラブ}
黒蝶の君さんは、黒揚羽さんのお母様あたりかなと…思っていました😿
私も、黒揚羽さんは黒蝶の君の一族かな、と思いました。
ところで、肺が潰れる感覚、強烈ですね。透明先生は、内臓の感覚を持っていらっしゃるんですね。
あは{汗}確かにそーですよねっ{りんごちゃん}{汗}
コメント欄の皆さん、すみません、
私の得意の思い込み早とちり{BOO}なのかもなので
私のコメントは気になさらずにお願いしますネ{バイバイ}{りんごちゃん}{汗}
透明先生{ラブ} こんばんは~{ラブラブ}
こりゃ~死んだな {どくろ}{涙} って、先生~{笑}
『黒蝶の君』 お顔は やはり美しかったでしょうか{はてな}
雅をカンジて、なんか惹かれちゃう{スマイル}{ドキドキ}
おっと{りんごちゃんNG}{汗}見惚れてる場合じゃあ 無かった{ごめんなさい}
先生 応援しなきゃ~~{ガッテン}{火}{ロケット}
はじめまして!
パワースポットの事を知りたくて検索してたらこちらのホームページにたどり着きそれから暇さえあれば、はじめの日記から読んでいます。
ご紹介されたお守りなど作ったわけじゃないのですが透明先生の日記を読むととても心が楽に晴れやかになりました。透明先生の日記事態に癒しの効果があるのかもしれませんね!本当にありがとうございます( •̀ .̫ •́ )✧
今回の舞台が私が住んでいる金沢ということでとても興味津々です(笑)漫画のような話ですけどこれが真実なんですもんね!世の中はまだまだ知らないことが多くて面白いです!
これからも先生の日記から様々なことを勉強させて頂きます( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧