大切な約束・24
透明「約束ですか」
最臥「この話は今回、君を試させてもらった
理由にもつながることなのだが・・・。」
透明「」
最臥「透明君は、禍津代勿(まがつよなか)という
話を聞いたことがあるかい」
透明「禍津代勿い、いいえ記憶に無い言葉です」
最臥「そうか・・・君の師匠は、この禍津代勿と言われる
伝承を研究していた・・・多分、いつの日か
禍津代勿は実現するのではないかとね」
透明「す、すみませんその禍津代勿というのは、
どういうモノなのですか」
最臥「君は、禍津原(まがつはら)という場所を知っているかい」
透明「はいこの世とあの世の境界線上に位置する
固有の空間・・・でしたっけ」
最臥「その通り・・・この禍津原には、色々な伝承が
残っていて、よく噂されている終末説に類似するもの
なのだけど この空間が収縮した時に、
この世界に大きな影響を及ぼすと言われている」
透明「」
最臥「例えば、観似手を持つ者が溢れるとかね」
透明「」
最臥「元々、観似手は、人間が持つ脳の力
つまり、眠っている部分、使われていない分野が
目覚めることで発動する能力だ
そういう意味でも、禍津原が収縮し、この世界に
影響を及ぼすというのは、人間の脳に何らかの
影響があると認識できる」
透明「そ、それじゃぁ、私たちが観似手に目覚めたのも・・・」
最臥「いや君たちの能力発動は、この禍津代勿によるもの
ではない
君たちは、幼い時に死を身近に体験し、逆にこの禍津原に
近づいたことで発動してしまったのだと推測できる」
透明「そ、そうなんですか・・・」
最臥「そして、この現象には古代から色々な伝承があり、
まことしやかに囁かれていたモノがあるんだ」
透明「伝承・・・予言的なことですか」
最臥「そうだね君たちの師匠が追っていた伝承は、
簡単に言えば、この禍津原がこの世に近づき、
能力を発動させてしまう者が、数多く存在してしまう・・・
その中で、能力を有する者と有さない者の世界が訪れる・・・
そしてさっき、留鬼が言ったように、その能力を有する者が
有さない者を管理し始める・・・とね」
透明「・・・で、でもそれはあくまでも、伝承として
不確定なモノなんじゃ・・・」
最臥「あははははっ私も最初は信じられなかったよ
でもね、あの竜太が・・・君たちの師匠が、真剣に
私に話してくれた内容なんだよ」
透明「あっ・・・・・。」
最臥「あの男は、普段から温和な雰囲気を崩すことはなかった
しかし、この話をしている時のアイツは、真剣そのもの
だったんだ・・・。」
透明「・・・・それは、いつ来るんですか」
最臥「すまない時期に関しては、正直わからないんだ
すぐに来るモノかもしれんし、50年してから
来るモノかもしれんそういう意味では、
今話すことじゃないのかもしれんが、伝えなければ
対処のしようもないからね
ある意味、竜太が生涯をかけて研究していたものだから、
私などでは計りかねる問題でな
今は、谷津根くんがその研究を引き継いでくれている」
透明「えっや、谷津根ちゃん最臥さんは谷津根ちゃんを
知っているんですか」
最臥「知っているも何も、谷津根くんは、私の弟子だからね」
透明「ええ~~~~~~~っ」
こ、この事実が、一番驚いた
最臥「まあ、谷津根くんもかなり手を焼いているようだがね、
だが、これはあくまでも私の感覚でしかないのだが、
あることを切っ掛けに、禍津代勿が近づいている気が
しているんだ・・・。」
透明「えっな、何か、原因があるのですか」
最臥「・・・ネットだよ」
禍津代勿・・・一概に信じられなかったが、
師匠が研究していた伝承となれば、考えなければならない・・・
次回、禍津代勿とネット世界の関係が明らかに
続く・・・。
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コメント
透明先生‼
タイムリーです。
娘の事、法具選びではお世話になりました。
元々拾った霊障の原因とは別に、ネットから悪いもの(エネルギー)を自分から拾っているような気がしてならなかったので、次回の内容がとても気になります。
ここ2週間、入院中はアナログ生活。
とても、落ち着いています。
1回目の入院は、携帯使いたい放題でしたのもで、静養になって居ない原因のひとつにも感じてました。
また、ほかの記事ももう一度読み直してみようと思います。
分かります。去年から、今までなかった感覚に悩んでいます。先生のおっしゃりたかったことが自分の中で繋がってきました。。!続きが気になります。
谷津根さんが、最臥さんのお弟子さん
透明先生と同じく、一番の驚きです
ネットという場が、個人個人の思いを飲み込んで、とてつもないうねりとなって
まるで生き物のように動き出すのを感じるこの頃です
どんな小さなことも、初めの流れや数にすぐに同調せずに
自分なりの視点を持っていたいと思います
お話しの展開がますます気になります
話が大き過ぎて一概に信じられないけど、マガツヨナカってかなりの混沌世界になりそう
物質的世界と霊世界が混ざって互いの世界の理が成り立たなくなるのに加えて、この世に産まれた目的として人が生きる道から外れることにもなりそうですな
開花する能力も未知数だし、もし他者に干渉できる能力なんか身についたらと考えたらかなりの恐怖です
システム化すると心を失うっていうのが持論ですが、ネット社会が浸透し高い匿名性の中でネガティブな情報を発信している人がどれだけいることか・・・
2016年は、何かの年ですか?
なんとなくヒトラーの超人論に似てますね。元はニーチェだったかな。
透明先生、みなさま・・・こんにちは(^O^)
先生のブログでのお話は、先生やキョウーダイさん達のような能力を持ってらっしゃる方独特の感覚での事だったり、相談者さんの悩みを解決に導かれた先生の生き方に対する持論(とてもありがたい、優しいお話が多いですね)などを伺える機会だと思っていましたが・・・今回の、この展開では、一気に、「ネット」といういつでも誰でも簡単に操作できる、われわれのごく身近なものが起因しているというのが、とても衝撃的でした(゜o゜)
・・・大丈夫なんでしょうか。。。私たちは。。。
黄昏の刻が終わってやれやれどころか2016からの3 年間が強烈なアセンションで波動の低い人間は容赦なく弾き出されるという噂もあるし。
囲碁や将棋だけでなく人間とAIの関係が主客逆転するなんて昔からスピ界ではよくある話。真実を語らないマスコミに飽き足らずネット情報に依存してもデマばかりでそれこそ世界を裏で操る能力?がある連中の奴隷と化しているよね。
そういう意味では良識と能力を兼ね備えた透明先生が未来を語ればいいのだろうけど難しいかな。ドラマの結末が分かれば面白くないし何より個々人を本当の意味で試すことにならないからね。でもヒントは適宜教えて欲しいですね。
禍津世勿なるものが、なぜあるのか、禍津原が何故、そこに存在するのか、意味を知りたいなあ
ネットが原因で、その脅威が遠いものではない、というのは、解るのですが
ネットも悪いことばかりじゃないしなあ
ネットなかったら、透明先生のブログも、存在も知らなかったし、法具も買えないし……
あ、そうか、SNSとか掲示板とか、のことかな?
そこの言葉や文字も、力や感情を乗せてたりするからなあ
シリーズ最初からしたら、全然予想外の方向……💦💦
観似手を持つ者があふれる⁉
能力を持つ者が持たない者を管理する⁉
そんなことがあり得るんでしょうか…
観似手って、死に物狂いで修行してやっとコントロールできるかできないかの代物ですよね…
目覚めても、常人では力に飲み込まれて死んでしまうのでは…
ネットー!!!
なんか怖いお話が出てくるんですね!
知りたいような知りたいような… 知りたいです。
以前にとある漫画で 現世と魔界というか霊界との境にある結界を無くしてしまうことで人間に超能力者が増えて混乱するような話がありましたが… やはり ありえない話ではなかったわけですね… 臨死体験をした人に霊能力が身に付くなんて話は聞いたことありますし わからないことが多いです。