占い師の占い師・１２

占い師の占い師・１２

透明「さてと、お手間とらせてすまなかったね」

十文字「いえいえアレくらいは」

透明「しかし、最近頑張ってるねぇ～」

十文字「いや～っ全盛期と比べると、かなり下火ですよ

　　　　でも、お陰で何とかやり繰りできています」

透明「さてと、本題に入ろうか」

十文字「えっ」

透明「くすっ私の前では気を張らなくていいよ

　　　何か、悩んでいるんでしょ」

十文字「はははっ流石に先生には隠せないか～」

透明「くすっいつもの余裕がないからね

　　　それで、何があったの」

十文字「それが・・・。」

占いを始めて１２年・・・彼の占いは、易や占星術、宿曜を

ミックスしたものを基盤として練り上げられ、

非常に精度の高い占い

その実力も相当なもで、私も彼の考えに学ばせてもらっている

でも、占い師としても、一番勢いのあるこの時期に、

一体、どんな壁にぶつかってしまったのだろう

十文字「先生は、自分のことを占ったりしますか」

透明「えっあまり、占ったりはしないなぁ～」

十文字「それは、何故ですか」

透明「私の場合、自分を占ってしまうと、先が視えてしまうから、

　　　その後の人生がつまらなくなったり、変に意識してしまって、

　　　自分の人生なのに、操作されてしまうような気がして

　　　しまうからだと思う」

十文字「・・・やはり、先生の場合は占わないか・・・。」

透明「」

十文字「私も基本的には、占ったりはしないんですが

　　　　どうしても、自分の占いの精度が気になって、

　　　　占うことがあるんです

　　　　でも・・・・。」

透明「もしかして、当たりたくない結果がでたとか」

十文字「」

透明「やっぱりどんな内容だったの」

十文字「そ、それが・・・」

十文字くんの占い結果か・・・・。

　　　　　　　　　続く・・・。

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