温泉におんねん・２０
透明「それでは、ご主人の心の動向を
分かりやすく説明してゆきますね
」
主人「はい
」
透明「最初、EDと感じた時には、ご主人のEDを
引き起こす原因となったモノがあるのですが、
それは、後でお話しするとして、
勃起が持続しなかったことで、ご主人は
どう想いましたか
」
主人「えっえ～っと・・・。
最初は、疲れているのかと・・・。」
透明「その後も持続しなくなり、直ぐに萎えて
しまいましたよねその時は」
主人「・・・情けないと
・・・それと同時に、
もしかたら、EDなのではと想いました」
透明「そして、病院に行った・・・。
しかし、薬も使ったが、効き目は無い
きっと、その後も何度か挑戦はしたと思います
でも、日を追う事に、駄目になっていった・・・。」
主人「情けない話・・・その通りです」
透明「さて、ここでご主人の心の動向を読み取って行きましょう
」
主人「えっ
今のが、そうだったのでは」
透明「いえいえ
ここからです
ご主人は、最初は疲れだと感じていましたよね
でも、その次の機会にも持続は出来なかった・・・。
この時、さきほどご主人が言っていた、情けない
という言葉の縛りが、ご主人を追い込みます
」
主人「」
透明「次も、また次も・・・ドンドン勃起ができなくなるにつれ、
ご主人は、自信を無くし、奥様に対しても後ろめたい
気持ちが募っていった・・・。
そして、病院でもらった薬を飲んでも、あまり効き目を
感じない・・・ここまでくれば、SEX自体が苦しいものに
なってしまったのでは無いですか」
主人「・・・・その通りです・・・・
最初は、自分への焦りでしたが、その後からは、
妻への後ろめたさがあり、その後は子供を作らなければ
という焦りが襲ってきました
」
透明「苦しかったですね・・・」
主人「はい・・・」
透明「でも、ご主人
ご主人の心の動向は、一時的に、目的地から遠い線路に
乗り換えてしまっただけなんですよ
」
主人「えっ」
透明「それなら、ここから、目的地に一番近い線路に乗り換えて
進んで行けば良いだけです
その為にも、これからの心の持ってゆき方を説明します
先ずは、ご主人が線路を乗り換えてしまった原因を
説明しますから、よ～く聞いて、感じてください」
主人「は、はいわかりました」
透明「ご主人は、最初に疲れているのかと感じた
ここまでは、全然問題ないんです
ですが、その後、情けないという心の縛りをしてしまった
この縛りは、実はかなり大きいものです
それからも、ご主人は心を縛り続けます
奥様への後ろめたさ、そして子供のこと
次はできるだろうかもし、次も駄目だったら
もう、できないのではないか
こういった心の動向は、時間をかけて自分自身の自信を
蝕んで行きます
実際、SEXという行為では、一般的に女性の気持ちが大切と
言われていますが、行為自体を考えた時には、男性の気持ちの
方が繊細で、少しの心のズレで、お相手との性行為が
できなくなってしまうことは、本当に多いのです」
主人「それは、何となくわかります」
透明「もちろん、人にもよりますが、
性行為の時、女性は相手を受け入れるかどうかのサインを
感情や身体で出してくれるので、男性からは分かりやすい
しかし、男性は、性行為に対する自尊心が強いため、感情には
出にくく、勃起さえすれば、性行為におよべることがあるので、
女性には伝わりにくいものなんです
もちろん、EDのようにそれも難しい状態になれば、お相手に
言わなければならなくなりますが、その時は、男性としての
自尊心が、大きな傷を抱えることになります
特に、徐々に立たなくなってくる状態となれば、
情けない、相手に悪い、期待に答えられない、とマイナスな
感情にとらわれて行き、負のスパイラルは止まらなくなるんです
」
主人「・・・・正に、私の症状ですね・・・感情の動向も、
その通りです・・・あと、先生にお聞きしたいのですが、
この場合、相手に飽きたということもあるのでしょうか」
透明「確かに、よく言われる言葉ですよね
でも、飽きるという言葉は、適切ではないと想います
世の中でよく言われている飽きたというものは、
どちらかと言うと、慣れたに近いものです」
主人「慣れた」
透明「ご主人は、奥様のことを愛していますよね」
主人「はいそれはもちろん」
透明「それならば、相手に対して飽きたということは
絶対にありません
飽きるというのは、相手に対して興味を失うこと
愛情がある相手であれば、飽きるということは
ないんです
本来、飽きるというのは、人として興味の対象から
外れているということ
性行為自体は飽きるということは無くて、
その行為自体に慣れてしまい、マンネリ化している
可能性の方が高いのではないでしょうか
元々、性行為というのは、人が思っている
以上に、感情・感覚・精神に刺激が必要な行為なので、
その刺激が少なくなれば、おのずと行為自体を
面倒に感じてしまうようになります
これが、行為自体に慣れが生じることだと想います」
主人「なるほど・・・確かに、言葉が違う気がしました
言葉が違うだけで、これほど印象が変わるんですね」
透明「そうですねですから、こういったナイーブな問題では、
言葉を間違えただけで、相手の受け取り方が大きく
変わってしまうんですよ
話を戻しますが、そういった意味でも、ご主人が奥様に
対して、飽きているということは絶対に無いので、
安心してくださいね」
主人「はいありがとうございます
自分の気持ちを、ここまで客観的に感じることができると、
何だか、単純なことで躓いている気になりますね
でも、聞けて良かったです
何だか、頭のモヤがはれた気がします」
透明「それはよかった
それでは、いよいよ原因についてお話ししますね」
次回、原因が明らかに
続く・・・。
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コメント
「飽きる」と「慣れる」
こんなにも言葉から受けとるものが違うとは
驚きです。
これも言葉の持つ力、言霊ですね。
自分で自分を縛ってしまっている
言葉の多さを発見しているこの頃です。
人にかける言葉も自分にかける言葉も
もう少し選べるようになりたいと思います。
やはり、男性のほうが強がってはいますが、デリケートで繊細ですね。
透明先生 みなさま こんにちは♪
前回の衝撃も多少和らいだところで免疫が付いたのか？
今朝は、内容がすんなりと頭に入ってきました(笑）
それにしても、先生の分析力と言葉の紡ぎ方が
素晴らしいです！{パチパチ}こんな風に理路整然とお話しして
頂けたら、『渦中』から離れて自分自身を客観的に
見ることができますね。{YES}
初対面の人の、プライベートでデリケートな部分を
傷つけることなく詳らかにしてゆく作業は、本当に
神経を使うと思います。アプローチが難しく、しかも
失敗したら取り返しがつかない…あぁ先生は日々の
お仕事である鑑定でも真剣勝負で臨んでいらっしゃるの
だろうな…そう思うと心臓がキューっと痛くなります(><){涙} （って、ワタシが苦しくなっても仕方ないんですケドね{汗}） <色:#ff0066>「一時的に目的地から一番遠い路線に乗り換えて
しまっただけ… ここから一番近い路線に乗り換えて
進んで行けば良いだけです」
この部分、スゴク好きです{ラブラブ}。そう言って頂けたら
どれだけ安心するだろうな…{YES}
『情けない』という言葉で自分自身を縛る…そして
それを切っ掛けにして負のスパイラルに入り込んで
しまう…これって、他の場面でもよくある心癖というか、
パターンかな…と思います。自分で自分の可能性の芽を
摘んでしまう、諦めてしまう{グズン}。。
ワタシは女なので、男性側の立場は想像しかできませんが
こういう場合、男性は自分自身への尊厳と自信を持つことが
不可欠なんだなぁ…と思いました。
次回、原因が明らかになるのですね。
どんな展開になるのか？ご主人にどんな心の変化が訪れる
のか…？ドキドキしながら待っています♪
透明先生・みなさまこんにちはー！
うっかり電車待ちしながらブログを読んでしまい、EDの文字連発に背後を気にしてしまいました（汗）だがしかし！続きも気になりそのまま ひっそり…？読ませていただきました。
旦那さんは強いかたですね。そして先生！やっぱり凄い。こんなに言いにくい（言いたくない話を）内容を相手の気持ちとともに引き出し整理し把握、そして今後を導く言葉の数々。複雑な話ほど先生に相談してしまいたくなります。というか聞いて欲しい（笑）。実際に先生に会ったらお日様みたいに暖かいんだろーなぁ(*´꒳`*)
しかし、飽きたと慣れた 似ているようで、実際はこうも感情の受け止め方が違うのですねー💦行為が飽きたって…言われたら傷いて復活出来なくなりますわ。こう言ってもらえて気持ちが軽くなる方はたくさんいますよね。
続きが気になります！よい方向に進みますように(´∀｀)
心の中で
『駄目だろうな』という仮定形が、あっという間に膨らんで
『駄目だ』と、確信に変えてしまうのか
ネガティブって、どうして簡単に心を蝕もうとするのかしら (T_T)
会話の端々に、ご主人さまの今までの閉塞感見えて、
先生が優しくその扉を開いている感じです。
奥様も、この待ってる時間、さぞかし長く思われたでしょうね……
改めて
先生、白衣、小児科の先生とか、似合うだろうなあ～
(今までの真面目な感想台無し)
透明先生{ラブ} こんにちは～
心の緻密さ、言葉の重要さ … 絡み合ってて むずかしい{汗}
分かったんだけど、分からない {なんで}{ショック}{ため息}
自分の心なのに 知らず知らずに言葉で縛って、
いつの間にか 負のスパイラルに ハマッてるなんて {どくろ} {涙}
マイナスな感情を持たず、現実というか、状況を認め、
受け入れないと、負のスパイラルからは 抜け出せない{びっくり}
自分で客観視するだけでは、ただの開き直りに なりそうだし …
一人でやるには なかなかですね {グズン}
手助けしてくれる カウンセラーの存在と重要さを感じました{YES}
心の縛り{びっくり}もっと知りたかったなぁ{ひらめき}
今回の内容とは違うことに当てはめて 平行して読んでたはずが、
本筋からズレるは、繋がらなくなるはで、モヤモヤー{げっ}
ご主人は モヤが はれてよかったですね{ルンルン}
(まとめ方、無理やり～{笑}{汗})
>和樹さん こんにちは♪
確かに、先生 白衣似合いそうですね～{ラブ}
ワタシは今回の記事を読んでいて
「先生は外科医が扱えない分野を一手にあずかる
スーパードクターみたいだなぁ」と感じます。{YES}
人の心にメスを入れることの難しさ…そんなことを
感じながら読ませて頂いています。
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「飽きる」と「慣れる」で今日、ふと
思い出したのですが。。。
昔アメリカのTVドラマ「ドクタークイン」にハマって
いたのですが、新婚の女医であるクイン先生が近所の
おばさま達と「性生活について」雑談しているシーンが
鮮明に蘇りました。
<色:#ff0066>クイン「あんなに素晴らしい行為を飽きるというの？」
<色:#339933>おば様A「先生はまだ新婚だから、ねぇ。」
<色:#ff6633>おば様B「私らくらいの歳になるとねぇ…」
<色:#000099>おば様C「<太>靴下を履くのと同じよ。特段何も
感じやしないわ。」
（クイン先生以外、全員爆笑）
とまぁ、こんなやり取りがあったと記憶しています。
素晴らしい行為…だったはずのことが習慣化することで
靴下を履くのと同じ行為にまでなってしまうのだなぁ…
と、若かりし頃のワタシが思ったかどうかは別として{汗}
それにしてもクイン先生の夫のサリー役の男性、マッチョ
イケメンだったなぁ～{ラブラブ}…（って、そんなオチ{なんで}{げっ}）