高みと孤独・5
岸田「幸せからくる虚無感・・・・・。
先生本当に情けないのですが、
私は、どんな業(ぎょう)を背負って
いるのでしょうか
福業というのは、何となく分かりましたが、
その福業は何からきているのか
私は、何を望んで業(ぎょう)を
背負っているのか
・・・・皆目検討がつかなくて・・・」
透明「それは、そうだと思いますよ
だって、岸田さんは、まだ何も望んでいないし、
何もしていませんから」
岸田「えっどういう」
透明「勘違いしないで聞いてくださいね
岸田さんは、今の幸せについて、
満足しているし、周りの人への感謝もあると
思います
ですが、岸田さんご自身は、そこから何も
進めていない状態です
言い換えれば、何も望んでいないし、
現状を受け入れることしかしていない状態です」
岸田「」
透明「この状態だけ見れば、福業に入ることはないはず
今の現状に満足していて、このままで良いと
お考えであれば、虚は出ないものですから
ですが、岸田さんは福業に入っている・・・。
ということは、岸田さんは、心の何処かで
このままではいけない私も何かやらなくちゃ
と欲求だけが膨らんでしまっているのでは
ないでしょうか」
岸田「あっ」
透明「キツい言葉に聞こえてしまっていたら、
ごめんなさい
ですが、今の岸田さんのことを考えれば、
ここで、自分の正直な気持ちと向き合って
もらわなければ、もっとお辛い状況になる
可能性もあると思ったのです」
岸田「先生・・・私こそ、ごめんなさい
確かに、私は今の状況に甘えず何かをしなければ
と考えているのだと思います・・・でも、沢山の人に
支えられて、ここまで立ち直ることができて、
これ以上望んでしまえば、私はただ欲深い人間に
なってしまいそうで・・・」
透明「欲深くなんかないと思いますよ
岸田さんよ~く聞いてくださいね
人間というのは、毎日を生きていると実感できる
からこそ幸せを噛み締め、有難いと思えるものなんです
ですが、今の岸田さんは、その実感が薄いのでは
ないでしょうか
沢山の人に支えられ、子供達も気を使ってくれている、
生活も安定していて、これ以上望めばバチが当たりそう
と考えるのもわかります
でも、そこに岸田さんはいますか」
岸田「」
透明「自ら望む幸せや生きているという実感は、
与えられるものでも、用意されたものでもない
岸田さんには、岸田さんの生き方があって、
生きている実感を得るために生きる
ということこそが、本当の意味で幸せ
なのではないでしょうか」
岸田「生きている実感を得る・・・。」
透明「今の岸田さんは、助けてくれた人達に遠慮して、
前に進めないでいる・・・。
でも、助けてくれた人達は、岸田さんが本当の意味で
立ち直り、幸せでいてくれることを望んでいると
思いますよ」
岸田「・・・・そう・・・ですよね
私・・・自分のことなのに・・・」
透明「岸田さん虚がでて業(ぎょう)を既に背負っている
ということは、それだけ、前に進まなければという
気持ちだけが、膨らんでしまっているということです
であれば、やることは1つです
自分の気持ちに正直になり、自分らしい生き方を
模索してください」
岸田「先生・・・・わかりました・・・・」
透明「ただ、ここまでは、岸田さんの心のわだかまりですが、
一番の問題は、福業に入ってしまった原因に
あります」
岸田「」
次回、一番の問題点が・・・・。
続く・・・。
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コメント
おはようございます。いつも楽しく拝見してます。ブログをみたのと読みながら、いつも、「え!私の状況みえてる?」と思うくらい自分の状況と合致するお話が多くて参考にさせて頂いています(笑)今回とちょうど聞きたい話を聞けてます!これからも楽しみにしてますので、のんびりでながーくブログが続く事、祈ってます!(^ ^)
とてもよく分かります。そして自分に当てはまってます。今の仕事で十分と思いながらも何か満ち足りない日々。
そして何かしなきゃと悶々としてるけれども、悶々とするだけで何もしていない。
何も望んでなくて、何もしていないというのはその通りですね。うーん、この後も楽しみすぎます!
こんにちは。心に響きました。。自分にあてはまっているし
自分の心の型枠?さえ溶けた気がしました。
なにを思いやんでいたのか忘れました {うさぎ}
先生に鑑定していただいているかのようです。(^◇^;) 岸田さんが福業に入った原因…なんだろう。自分はなんだろう…