千世の大神(ちせのおおかみ)・５
透明「神名を持った神
そして、神の名を持たない神
は、
全く別の存在なんだよ
」
流奈「
」
透明「神様というのは、信仰対象として
神名があるでしょ」
流奈「うん」
透明「だけど、神の位に登っても、信仰対象と
ならない神には、神名が無いんだよ
」
流奈「う～～～っ
」
透明「も、もうちょっと分かりやすく言うと
神名というのは、人間がその神様を崇める
ためにと繋がるためにつけた言霊というわけ
もちろん、人間として偉業を成して神界に
登った神様は、その人が名乗っていた名を元に
信仰している者が崇めの祝詞を付加して神名が
つくのだけど、中には世に名を残さなくても
偉業を達成した人もいて、その人が神の位に
登っていても、信仰対象者がいないと神名は
つかないことがあるんだ」
流奈「そ、そうなの
」
透明「うんもちろん、その方も神界に住まう、
れっきとした神様なのだけど、信仰の対象に
なっていないということは、あまり人好きしない
神様ということでもあるんだよ
そう言った神様の性質を私達は煩い(苦悩)があると
言っているんだ」
流奈「う～ん・・・なるほどねぇ～
まあ、それがわかったのなら、後は私一人でも
できるから、あんたは帰って良いわよ
」
透明「はぁ～・・・だから～
そんな簡単じゃないんだよ
流奈は、私のことも考えて言ってくれているのかも
しれないけど、座主様は、何か胸騒ぎがするって
言ってたろ
あの人の胸騒ぎは、かなりの確率で当たるんだ
だからこそ、一人より二人
って考えたんだよ
それに、流奈お前極度の方向音痴だったよなぁ」
流奈「ギクッ
」
透明「山奥の廃社まで、道を間違えないでいけるとは思えない
そういう意味でも、廃社までは一緒に行かないと、
私が気になって仕方がないだろ
それに、もしお前一人で出来る仕事であれば、
私は見ているだけにするから、とにかく廃社までは
一緒に行こうよ」
流奈「そ、そうね・・・わかったわ
それじゃぁ～、仕事は私一人でやるから、
道案内だけよろしくね」
まったく言い出したら聞かないところは、
昔のまんまだなぁ～
はぁ～
先が思いやられる・・・
次回、廃社まで進みます
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
おすすめのお店で～す 是非役立ててくださいね
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン２箇所
ポチッとよろしくお願いします
コメント
御名前がないなら、性別や形も超越されているんでしょうか…言葉で会話形式とれるのかな？テレパシー？
益々、謎です
流奈さんがアネゴ肌なら、
先生は保護者ですね✨
それにしても座主様のいやな予感、どのようなことが💦
きっと、先生たちは大変だったことは想像に難くありません。
結界の一部分と担っている名も無き神様……
人好きしなくても、現世にいらっしゃる……
改めて有難いことだと思います
流奈さん、がんばりやさんで可愛いですね(^ ^)なんだかほっとけなくなりますね～。
嫌な予感しかしない仕事で山奥の廃社！ 信仰者が乏しい神様、、。
道があるのかさえ…疑問です。際どい獣道みたいな道？路？見逃しそうです。透明先生いてよかったですね、流奈さん！
>和樹さん
こんにちは🌟
先生は保護者！。。。なんだかとってもしっくりきました❣（＾Ｏ＾）🌸✨
>さくさん
今晩わ☆！(*＾▽＾*) ご同意恐れ入ります～m(_ _)m
ただ……先生には『誰が保護者だ～💦💦』と、
p(｀ε´q)ﾌﾞｰﾌﾞｰされちゃうかも(苦笑)
先生の心広さと、どんな場面でもフォロー態勢は、保護者以上のものです、現世の神様ですよね～
って、ブログ、も一回読んだんですけど、名もなき神様は偉業なした『人』じゃってん、人なら生前の姿とか言葉、大丈夫でしたです、疑問解決(^_^;)
しっかし、神様になられるほどの方なのに、偉業なしてるのに、信仰対象にならない……なんて……人好きしないってのは、ようは、嫌われてる？
そんなことってあるの(*´；ェ；｀*)
そうでいながら結界守ってらっしゃって………神様の煩いが、切ない
名もなき神様の存在にも光が注がれる……先生のブログならではです✨
神名のない神様って実はたくさんいらっしゃるんじゃないかと思ってました…。
非常に徳を積んではいるけれど、仏門には入っていないような方…。そういう方は神様になるのかなと…。
新たに信仰の対象となるような方って、現代ではあまり想像できないですし…^^;
前回までは完璧で自信満々って感じだった流奈さんの、意外なキャラ（極度の方向音痴）が発覚{びっくり}
「ギクッ{超びっくり}」の後の、受け答えが微笑ましいです{笑}
お二人の掛け合い（？）は、エンターテイメント的に、シリーズ最強になりそうな予感が{ルンルン}