判断の基準・16
透明「楽しい旅も大詰めです
作治さんは、目的地である楽園に到着してから、
とある部屋へ案内されます」
作治「部屋」
透明「はい
ここは、記憶の間と言われる場所です
記憶の間には、沢山の人が並んでいますが、
まあ、そこまで時間はかからないと思いますので、
安心してください」
作治「よくわからんけど、まあ、わかった」
透明「記憶の間では、今までの人生、そして過去いわゆる
前世と呼ばれる過去世の記憶が返却され、もちろん
この楽園での生活も思い出すことができるようになります
ただ、今回が初めての修行の場合は、楽園での記憶だけが
返却される形になります」
作治「本当かもしかして、俺にも前世っていうやつが
あるのか」
透明「これは、行ってからのお楽しみです
ご自身で確かめてみてください」
作治「お、おう」
透明「記憶が返されると、そこから楽園での生活が
スタートします
楽園では、色々と自分自身の為の仕事はありますが、
基本的には300年の滞在を約束されているので、
ゆっくりで良いので、こなしていただければ、
後は、とにかく自由に時間を使えます
食事や生活に必要なものも、全て無料ですし、
自分で創造したいものは、頭で考えれば作成が
可能なので、色々と試してみるとよいでしょう」
作治「そうか・・・突拍子もない話だが、なんだろうな
死んでも終わりじゃないのが何となくわかる気がしたし、
少し楽しみに感じるから不思議なものだな」
透明「まあ、本来はどんな人でも、その時の記憶の鱗片が
あるものですから、少しだけ、こういった話を聞くと、
楽しい旅行ライフを感覚的に思い出すのかもしれませんね」
作治「はははっお前が一番不思議な存在だけどな
でも・・・・あ、ありがとうよ
久しぶりに、眠れそうだ・・・」
やっと、笑ってくれたね
透明「少しでも、役に立てたなら嬉しいです」
作治「でも、記憶の鱗片にそれがあるなら、何故人間は
死を恐れるんだろうな」
透明「それは、旅費がちゃんと貯まっているか
心配なんじゃないですかねぇ~」
作治「あっ」
透明「大体の人が、自信を持って旅費は貯まっている
といえるような生き方ができていない、もしくは
わからないから、旅立ちの前に、肌身で楽園を感じ、
焦り、不安になり、狼狽し、恐怖してしまうのかも
しれませんね」
作治「・・・・・」
透明「作治さん」
作治「お、おい、透明」
透明「はい」
作治「お前、俺の旅費は、ちゃんと貯まっていると思うか」
透明「う~ん・・・どうですかねぇ~」
作治「わ、わからねぇ~のか占い師だろ」
透明「あのねぇ~都合の良いときだけ、占い師を出すの
止めてもらえる
普通は、占い師という仕事では、わからないことだと思うよ」
作治「そ、そうか・・・でも、普通はだろ」
透明「はい」
作治「俺は、占い師というのがよくわからんが、お前は普通じゃない
ことだけは分かる
普通の占い師には分からないことでも、お前みたいな
変な占い師なら、分かるんじゃないのか」
透明「おいおい人を変人扱いしないでくれ~」
作治「だ、駄目なのか」
はぁ~・・・普通はここまでは言えないんだけど・・・
透明「わかりましたよ一応、変な占い師の自覚はありますし
・・・ちゃんと視ましょうか」
作治「お、おう頼む」
やっとこさ、鑑定の依頼を受けた感じだね
仕方がない、乗りかかった船だ
木人図にアクセス
作治さんの木人図から、あの世への旅立ち分の徳が
貯まっているか 調べて行きます
次回、作治さんの旅費は
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
作治さん旅費貯まってるといいね
私も旅費を貯められるよう 頑張らないと
旅費が貯まっているのか心配だから死を恐れる…。納得です!!
私もコツコツ旅費を貯めなければ💦
死後の世界も気になりますが、自分がどういう死を迎えるのかも気になります😓
なるべくなら、穏やかな死を迎えたいなぁ👼
透明先生、旅費貯まってそう
多分こっちとあの世の3往復くらいはできそう
生きるうえで業徳勘定だけで行動するのも間違えてる気もするけど、安定して旅費は稼ぎたいのは本音
海外旅行行ったら自然とあの世のマイレージ貯まんないかなぁ
ボタン連投しちまいました
透明先生、この投稿も含めて重複分も消去お願いします
すんません(>人<;)
透明先生 皆さま こんにちは{ルンルン}
作治さんに
特別な能力のある占い師さんって見抜かれてますねー{キラリ}
話してるだけで只者では無いなってわかっちゃいますね。
どんな人でも気を許させてしまう透明先生ステキです{ラブラブ}
私の旅費全然足りてなさそうだな(⌒-⌒; )
笑顔で誤魔化せたらなぁ
こんな事考える自体が徳積めてなさそうだ{ショック}
判断の基準とは楽園へ入国できる基準かな{考えるひよこ}
人間の心底を裁くためとはいえ神黙認の元、世界中、悪がやりたい放題でそれに乗せられ悪徳を積む人が殆どの世相。どれだけの人間が三途の川を越えられるのかすら怪しい感じは否めない。そんな中、ブログを通じて読者に光明を照らす透明先生は誠に有難き稀有な存在。今回のお話しは死を間近にする老人だけへのメッセージではなく一寸先は闇で誰でもいつ終わりがくるか分からない今の世の中での読者に向けた有益な旅行ガイドなのかもしれない。