silver forest (隠者の森)・2
園の中は綺麗に掃除されている
透明「・・・私の家より綺麗だな~・・・。」
つい、ボソッと呟く私の言葉を聞いて
加瀬さんが、クスクス笑っている
長い廊下の突き当たりには、皆が集まれる
広い談話室がある
亮「あ~っ透明じゃん」
優羽「透ちゃ~ん」
実香「透ちゃんだ~」
連「透明 透明」
恵那「おっさんおっさん」
美奈「あそぼ~っあそぼ~っ」
・・・小さい子に、人気爆発
中に、ちょっと腹立たしいのがいるような気がするが
透明「今日は、幼稚園組・小学生組しかいないの」
恵那「みんな、バイトとかだよ って
私がいるじゃん」
透明「恵那は小学生組と一緒です」
恵那「むかっ」
実香「・・・ケンカだめだよ」
亮「そうだよ」
透明「あははっ ケンカじゃないから大丈夫だよ」
恵那「そ、そうだよ 恵那は、仲良しだよ」
連「そっか~っ」
美奈「あそぼあそば」
優羽「ゆうもゆうも」
透明「OK 何して遊ぶ」
亮「かくれんぼ」
連「え~っ 鬼ごっこがいい~」
実香「かくれんぼにしようよ」
連「じゃあ、かくれんぼ終わったら鬼ごっこ」
優羽「そうしよう」
美奈「そうしようそうしよう」
恵那「じゃあ、先生が鬼ね~っ」
透明「はい、はい じゃあ、数えるよ~
1・2・3・・・・・。」
「わ~っ」「かくれろ~」
「きゃあきゃあ」
透明「も~い~かい」
私達は、かくれんぼをしたり、鬼ごっこをしたり
ヒーローごっこをしたりして、汗だくになるまで
遊んでいた (何故か鬼や怪獣は、私だけ・・・。)
3時になり、皆が落ち着いた頃
加瀬「お茶が入ったから、おやつにしましょう」
子供達「わ~い」
テーブルを囲み、子供たちはお菓子を頬ばっている
私もやっと一息つけた
しばらくして・・・。
透明「みんな、大きくなったら何になりたい」
私から、話を振ってみる
亮「ボクは、お医者さん」
透明「おお良いね~」
亮「沢山の人の病気を治すの」
連「俺は、総理大臣」
透明「おわ~っすごいね」
優羽「私、学校の先生」
透明「似合いそうだね~」
優羽「へへへっ」
美奈「あたし、ぷよぷよ」
透明「ぷ ぷよぷよ」
連「なんだよそれ~」
美奈「ぷよぷよだよ」
恵那「美奈は、この前もらったぷよぷよの
ヌイグルミみたいになるんだもんね」
美奈「うん」
くすっ 可愛い
透明「実香は」
実香「う~~~ん」
透明「」
実香「やっぱり、社長さん」
透明「おお 女社長か~ カッコイイね~」
実香「私が社長になって、ここのみんなを雇ってあげるの~
そしたら、みんなず~と一緒だし、
このももっと素敵になるでしょ
それに、みんなお金に困ることなくなって
家族仲良く暮らせるでしょ」
そうか・・・ 実香は、生活苦のせいで、
親に置いていかれてしまったんだったな・・・
しかし、小学2年生にして、将来を見据えている
凄いな~
透明「みんな凄いな~ 見習わなくっちゃね」
園の子供達は、本当に素直で良い子ばかりだ
この子達の未来を守って行くことが、師匠の意思に
つながってゆくのだと、改めて想う
きっと、大人になるにつれ、夢は変わってゆくかも
しれないが、この子達の夢が現実になるように
協力して行きたい
そんな想いを胸に抱く一日だった・・・。
そして、2年後・・・。
続く・・・。
魔導の日まで、あと5日
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません
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コメント
良いですね~!子供達っ{ラブラブ}
いいぞぉ~!大志を抱け!!
それにしても、2年後、何があったん??気になる、あの先生の切羽詰まり具合{げっ}どうした、どうした~??待てないぞぉ~、次回作{腕時計}
てんちゃん
二年後
どうなっちゃうの?社長さんになる夢は?…
心配だなぁ!!
と・
同時に
魔導の日まであと5日 こちらもドキドキです{CARR_EMO_38}うまくできますように…。
続きが気になりますっ!
しかし恵那ちゃんと先生のやり取りに、思わず笑ってしまいます{~スマイル}
魔導の日まであと5日ですね。
願い事のイメージをしなきゃっ。
園での先生と子供達とのやり取りが、目に浮かびます。
すごく微笑ましい{ラブラブ}
でも、子供たち一体に何が{はてな}続きが気になります{汗}
切ないですね
でも、先生のご意志が伝わってきます
このブログで
私たちでも役に立つことがあれば
幸いです