エピソード・ゼロ (私が私である為に・・・。)・10
時間は・・・感覚的に20時くらいだろうか
辺りは様相を変え、漆黒の闇へと変貌していた。
透明「・・・・・」
聞こえるのは、自分の鼓動と呼吸の音・・・。
昼間の内に月明かりが入りそうな場所を
拠点としていたつもりだったが、考えが甘かった
月明かりは入る様子もなく、闇の進行を
妨げることはできそうにない・・・。
透明「か、覚悟を決めるか・・・」
私は感覚を研ぎ澄ましながら得体の知れないモノを
待っていた。
透明「・・・・・」
どうやら来たようだ・・・。
気配は1・2・3・・・・・・。
透明「・・・やばい 一体どれだけいるんだ」
気配を数えるうちに、その気配が山全体に広がって
いるような感覚に陥る・・・。
嫌な汗が自然と流れ出す
今までに感じたことのない緊張感が自分自身を
覆っていた
透明「くっ・・・。」
昨夜の状態が続く・・・。
しかし、今日も直接襲ってくる様子はない。
だが、気配は左右前後に移動している
透明「・・・様子を見ているのか
どちらにしても、隙を見せれば襲ってきそうだ」
このままでは埒があかない・・・。
私は相手を認識する為に、能力を解放させる
透明「・・・さ~て、正体を視せてもらおうか」
前方に広がる闇に集中する
透明「・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
な、なんで 何も視えない」
正体が視えない
霊でも人でも無い・・・私の知っている
知識の中には存在しないモノ
未知の領域・・・。
私は、能力を使ってしまったことで
返って絶望感を抱いてしまう
透明「こんなの・・・どうすればいいんだ」
その日、私は一睡も出来ず気を張ったまま
夜を明かす・・・。
一方キョウダイ達は・・・。
陣「や、やばい 飯なんて採りに行かなきゃよかった」
俺は、自分の陣地に戻る前に、闇に包まれていた
陣「ううううっ・・・気配が増えてゆく・・・」
慌てた俺は、すぐに近くの木に登り身を隠す・・・。
陣「うわぁぁぁ~っ完全に取り囲まれてるよ~
ど、どうしよう
そうだこのまま一番てっぺんに行けば、
月明かりがあるじゃん」
安易にも、木を登る俺は自分の失敗に気づく・・・。
陣「・・・木って、先に行けば行くほど
細くなってるんだった
俺の体重じゃ~、折れるじゃん」
いそいそと、中腹に戻る・・・
陣「ううっ・・・木には登ってこないみたいだけど、
このまま朝までやり過ごすしかないかも~」
俺は、一夜を木の上で過ごした・・・。
続く・・・。
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コメント
てんちゃん
得体の知れないものって 宇宙人???
みなさん 頑張ってください、
次回うP明るい未来を…。
透明先生、おはようございます。
得体の知れないことは恐さになって、時にはそれを知る力がないことは絶望感になって…。
山の中で起こっていることは、スケールは極小さいけれど、日々の心模様のようです。
長編大作になりそうですね。エピローグがとても楽しみです。
先生おはようございます。
気配を感じても得体のしれないモノ。。
それに気がついたぶん
それ以上の色々な怖さが増すような
次回・・どうなっていってしまうのかますます気になります{うさぎ}
おはようございます!(^O^)
気配の正体がとっても気になります!!
先生方が嫌な汗をかくということは…
その正体は恐ろしいものということですか…?(゜Д゜;)
またまたこの先が気になります!!(≧ω≦)b
やっぱり陣さんって、面白いですね!!!
やっぱりみなさん、ろくに寝られなそうですね{グズン}
透明先生 質問です。どうもわたしシャーマン体質みたいです。最近は心霊現象ないのでよくねれます。透明先生のような仕事はできません。力 封じることはできないでしょうか? 見え過ぎるのは生活に困るのです。あとみなさんに質問です。石ですがわたし ギベオンさんはあうのですが、モルダバイトはかなりだるくなりしんどい。なぜか水晶やシルバー系を選んでしまいます。アゼツライトが楽でした。相性など分る方いらしたら教えてください。
皆さん、ガンバ~{ガッテン}
(古くてごめんなさい{涙})
でも、なぜか安心して見ていられるのは
お師匠さんの大きな存在があるからかな~{地球}
登場人物全員がとても素敵で魅力的でワクワクします。信頼出来る仲間の存在と心から尊敬出来る指導者に恵まれ、今日の素敵な先生がいらっしゃるのですね。フムフム。
。。。ニングル的存在かと思っておりましたが、
ちょっと、違うよう?
次回、楽しみです。
しっかり、睡眠とってくださいね{天使}
はじめておじゃまします。
素敵なブログですね!
続きがきになります・・・・。