おもいもおいも
・８
透明「勝負
」
津上「負けないよ～
」
私達は、施設の厨房に入る
施設の子供達もスタッフも、もちろん海斗くんも
厨房に入ることはできず、３０分ほどの
時間が経過した・・・
透明「お待たせしました～
」
ALL「
」
最初に出てきたのは私
審査員の海斗くんの方へ料理を運ぶ
透明「いざ
実食」
海斗「あっ
これって」
透明「そうだよ
そばチャーハン
懐かしいだろ～」
海斗「うん 凄く懐かしい～」
海斗くんは、私とはじめてあったときの
そばチャーハンを覚えていてくれたようだ
海斗くんが、そばチャーハンに手をつける・・・。
透明「どう
」
海斗「うん美味しい
昔の味そのままだ」
久しぶりの食事にしては、ちとハードかも
しれないので、なるべく味を薄味にまとめ
胃に負担のかからないもので作った
そばチャーハンではあったが、味覚が
鋭敏になってしまっている今の海斗くんには
丁度良い塩梅のようだ
津上「お、お待たせしました
」
ALL「待ってました～」
海斗くんがそばチャーハンを三分の一程度
食べたところで、津上さん登場
津上「海斗くん・・・口に合うかどうか
わからないけど・・・食べてみて」
海斗「・・・これって
」
津上「ジャガ芋の煮っ転がし・・・
シンプルだけど、身体に優しいと
想うから・・・」
海斗くんが、恐る恐る箸をつける・・・。
「ぱくっ
」
海斗「もぐもぐ・・・・・・・・」
津上「ど、どうかな～」
海斗「・・・・・。」
「ぱくぱくぱくぱくっ」
皆、驚いていた
さっきまで、食事をするにもゆっくりとしか
食べられなかった海斗くんが、凄い勢いで
津上さんの料理にがっついている・・・。
津上「そ、そんなに慌てなくても、まだあるから
ゆっくりたべなさい
」
海斗「ふぐっ・・・ぐふっ・・・ぐすっ・・・
」
次の瞬間
海斗くんの目から、滝のように涙があふれ出す
それでも、一心不乱に食べている海斗くんに
私から話しかける・・・。
透明「さ～あ海斗どちらの料理が
上だったか
勝敗を決めてくれ」
と言っても、もう決まってるんだろうけどね
海斗「ま、真澄ネエ・・・グスッ・・・。」
透明「な、なんと」
私はその場で、大袈裟に片膝をつき、
頭を垂れた
(でた三文芝居)
「わーわー」「すげ～ね～ちゃん」
「とうめいカッコワルイ～」「パチパチ
」
「ね～ちゃんのかち～っ
」「わ～わ～」
海斗「・・・透明兄ちゃん・・・ごめん
」
透明「あははっ 海斗が決めたんだから、
それで良いんだよ」
海斗「真澄ネエ・・・どうしてこれを・・・。」
津上「えっ・・・え～っと・・・何となくかな
海斗くんのこと想って作ったらこうなったって
感じかなこういうのって、食べてくれる人が
大切な人じゃないと作れないっていうか・・・。」
海斗「そっか ありがとう真澄ネエ・・・
また、作ってくれる」
津上「もちろんいつでも食べたいときに
作ってあげるわよ」
この後も、海斗くんや子供達、スタッフ皆で実食は
続いていた
その傍ら、私の側に津上さんがやって来る・・・。
・・・耳打ち中・・・
津上「(透明さん、本当にありがとうございました
でもどうして、海斗くん急に元気になって・・・。)」
透明「(それは、津上さんの海斗を想う気持ちが
そうさせたんですよ)」
津上「(・・・ところで、さっきの料理って・・・)」
透明「(あっあれはですね・・・)」
３０分前、厨房にて・・・。
続く・・・。
おすすめのお店で～す 是非役立ててくださいね
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン２箇所ポチッとよろしくお願いします
コメント
透明先生
いかがお過ごしでしょうか
光を送ります。
子供たちは親から{キラリ}心のタンク{キラリ}に{ハート}愛情{ハート}を注入してもらい、タンクに満たされた愛情を燃料として長い人生を歩んで行くそうです。
燃料不足のまま過酷な環境に挑まなければならない子、少ない燃料を奪われ続けている子、ガス欠も知らず走り続けなければならない子・・・
胸が痛みます。
幸い子供のタンクには、その子を温かく細やかに見つめ、その子の幸せを願う者であれば親でなくても注入が出来るそうです。 私も機会を見つけ沢山のタンクに注入してあげたいなぁ、子供の輝く笑顔を増やしたいなぁと密かに思っています。
先生、海斗くん{キラリ}タンク満タン{ピース}いい子に育ちますね、たくましい男性になって素敵なパートナーと出会うんでしょうね・・・
なんせ、先生に満たされたんですものね。
透明先生の作ったそばチャーハンがあの時の思い出の味の様に
津上さんの作ったじゃが芋の煮っ転がしにも
素敵な思い出がきっとあるのですね。
続き、楽しみにしております。
・・・ お母さんの味だったのかな～。。。なんて思いました♪
匂い（香り）や味覚の記憶って結構特別に覚えてるものですよね☆
透明先生、こんにちは初めまして。
パワースポットについて質問がありコメントさせていただきました。
私は属性が火なのですが相性の良い｢地｣に記載されているお寺と｢空｣に記載されているお寺に行った後に自身にとって嫌なことがたくさん起こりました。
特に地のお寺に関しては過去6年の間、3回行って後日3回とも嫌な目にあいました。
これは個人的にその場所と相性が悪いと解釈して良いのでしょうか？
よろしくお願いします。
＞アル子さん
お待たせしました{汗} 今、まだ被災地で{汗}
やっと電波のつながる場所を見つけたので
コメント回答させてもらいますね～{汗}
アル子さんのお話{ひらめき} なかなか興味深く拝見しました{びっくり}
基本的に私の書いているパワースポットは、運気に左右する
ものを中心に書かせて頂いています{ひらめき}
アル子さんが、火属性で地と空の属性へ出かけている
状態であれば、運気自体は少し上がっているはずですよね～{はてな}
と、なると・・・可能性的には・・・。
今、お話を聞いていて１つ思い当たるとすれば、
アル子さん・・・<色:#ff0000><太>感知能力高くないですか{はてな}
人間というのは、ある種の電波を受け取る能力があります{ひらめき}
その中には、感知能力というものが備わっていて、
これから起こる厄災や危険性をいち早く察知することが
出来ることがあり、その能力が高い人は、何気なく
その危険性や運気の悪さを軽減しようとする行動を
本能的に求めることが出来たりするものなんです{YES}
過去、何度もその場所に行き、その後に必ず嫌なことが
起こる・・・これって、実は凄い確率だったりします{ひらめき}
基本、お寺さんというのは必ずその地域の中では
聖域に近い場所に建てられているものですから、
そこの場所特定に相性が悪いということは少ないので
それを踏まえても、アル子さん自信が感知能力が
高い可能性があるような気がします{YES}
続く・・・。
＞アル子さん
続き・・・。
ただ、これはゴメンナサイなのですが{ごめんなさい}
私が書いているパワースポットでも、火と相性の良い
地や空の属性地では、本来アル子さんの属性である
火属性で得られるパワーの半分以下の運気しか
得ることは出来ません{汗}
そうなってしまうと、折角災いを軽減しようと先回りして
パワースポットへ出かけても、災いを弾くほどの
運気を得ることが出来ない場合もあり、
災いを受けてしまうという結果が出てしまうこともあります{ごめんなさい}
これは、私の説明不足なので、本当にごめんなさいです{ごめんなさい}
これから、アル子さんがパワースポットへ行きたくなる
ときがあれば、感知能力が働いている場合があるので、
その時は、なるべく自分の属性である火属性のパワースポットへ
出かけてみてください{YES}
必ず役にたってくれると想いますので、
試してみてくださいね{YES}
透明先生
大変な状況の中とてもご丁寧な返信をどうもありがとうございます。
私なんぞに感知能力なんてそんなすごい能力ないですよ{CARR_EMO_379}
私の中の嫌なことというのは主に失恋を指すんですが(笑)女子にとっては大切なことですよね。
多分自分はなんとなくお寺と相性があわないような気がしてそれ以来避けております。
今度とある神社に縁結び祈願に行くのですが、神社だから大丈夫だとは思うのですが嫌なことがあったお寺の近くにあるのでちょっと心配しています。。。
お芋の煮っころがしが食べたくなりました{CARR_EMO_373}。
泣きながら沢山食べる海斗くんに胸を打たれました{CARR_EMO_373}。
今はもう、作って食べさせる側になってしまいましたが、
お母さんのご飯が食べたいなぁ…と染々思いました。
今度おねだりしてみます{CARR_EMO_16}。
きっと、先生が魔法をかけられたんでしょうね{りんごちゃん}
今夜も楽しみ{ルンルン}
っせ・・せ・・せ・・せ・・・・・・
せん・・せん・・・・・・・・・せん・・・・・・・・
いいいいいいいいいいいいいいいいい
んんんんんんぐっ
涙涙涙
お声をお聞かせいただき感動いたしました。
有難うございます。
出来ることを見つけてがんばります。
先生 がんばりましょう。