ゲート・4
透明「あれって」
朽木「・・・かれこれ20年前になると
思います・・・その当時、私は
この神社を継ぎ神主となったばかりで
慣れない手つきで大祭の準備をして
いました・・・。
神社をくまなく掃除し、場を清める
為に結界を張ろうと社の裏へ回った
ところ・・・そこには、ご神木に
ぶら下がった亡骸がございました」
透明「」
朽木「それからというもの、大祭の前になると
神社の奥から呻くような声が聞こえて
くると、近隣の方々から噂を聞くように
なり、気味悪がって近づかない人が
増えてしまい、困り果てていました
私や神道の仲間で出来る限りのことは
したのですが、なかなか上手く行かず、
本家の方からの紹介で貴方のお師匠様
を紹介していただいた次第です」
透明「そうなんですか・・・初めて聞きました」
タイ「なんでもよ~お前の師匠が亡くなる前に
かなり強い結界を張ったらしくてな
その現象自体はピタッと収まったらしいんだ
だがよ~最近、結界が弱まったみたいで
場が崩れてきてるんだと」
透明「・・・それって何でわかったの」
タイ「あっそ、そりゃ~おめぇ~」
敦子「私です」
透明「敦子さん」
朽木「すみません実は娘が突然能力に
目覚めたらしく、強い巫力をもって
しまったようで・・・しかし、未だ
使いこなせていないようなのですが
神社の場が崩れてきていることは
分かるらしいのです・・・。」
透明「なるほど~隔世遺伝ですね
それなら納得です
でも、私は師匠が張った結界の正位置が
分からないので、今の状態が崩れている
のかが分からないんです」
タイ「どういうことだよ」
透明「要するに、タイさんの店があるでしょ
お店のレイアウトをタイさんが変えたと
しても、初めてのお客さんにはそれが
当たり前で、タイさんのお店の前の状態
は分からないよね
もちろん、何度も来ているお客さんから
すれば、レイアウトが変わってるのは
一目瞭然だけど、私はこの神社に初めて
くるから、前の崩れていない状態は
分からないんだよ」
タイ「そ、そういうもんなのか」
透明「うんでも、師匠が残した結界は
まだ死んでないだろうから、それを視て
修復することは出来るとおもうよ」
タイ「なんでぇい出来るならそういえよ」
透明「・・・・・。」
簡単に言うなよ~
結界を修復するには、気力・体力ともに
充実していないと出来ない
本来、結界を一から張るのと修復するのでは
修復するほうがはるかに難しいものなのである
透明「取り敢ず、その結界の場所まで案内して
いただけますか」
朽木「はいこちらです」
私は、朽木神主に連れられ社の裏に回る・・・。
続く・・・。
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コメント
先生がんばってくださ~い{超びっくり}{ショートケーキ}
でもなんでご神木に…{げっ}
成仏されないんですかね…
ん~久々ですね。
約1年半振り?
鑑定36(双子の星呼)以来でしょうか。
もしかして、昴さんも久々の登場となる?
御神木になぜ!?(((゚Д゚;)))
気になる(><)透明先生何が起こるんですか~!?!?
ムフフ^^
他で鑑定を受けて、その続きを聞きに来られるのに似ているかな?
楽しみです^ω^