ネズっちです・14
昴「・・・すげ~な~」
透明「う、うん」
今、私達の目の前に、十四匹のネズミが
立っている・・・。
昴「完全に囲まれてるけど・・・」
透明「そうだね・・・」
ネズミ達は、私達の目で視ても体長2メートル程に
化けている・・・
まあ、亡骸をあんな形で放置されていれば
怨みの分だけ大きくもなるか・・・。
昴「どうすんのこれ」
透明「う~んどうしようか」
昴「一気にあげちゃう」
透明「おいおいそれってルール違反でしょ
取り敢ず説得してみるよ」
昴「はぁ~手間だな・・・。」
私はネズミ達に話しかける・・・。
(ここからは、副音声でお送りします)
透明「主は何処に」
鼠「・・・・・・」
透明「言葉はわかるでしょ」
鼠「ちゅう (私だ)」
霊というモノは不思議なもので、
複数の霊が同時に同じことをする場合
必ずといっていいほど強い念を抱いたモノに
付き従い行動する
逆に言えば、強い怨みを持ったものがいなければ
霊達は別々の行動をしていたはずなのである
鼠「ち、ちちっ (お前は誰だ)」
透明「五郎左右衛門と申します」
前にも言ったことがあるが、本名を明かすと
こちらが不利になるので、ここは偽名
鼠「・・・ちちゅう (五郎左右衛門)
ちちちっ (何故我らを呼び出した)
ちゅ~う
(事と次第によっては只ではすまんぞ)」
透明「もちろんです
あなた方に良いお話があります」
鼠「ちゅう (良い話)」
透明「はいあなた方のお気持ちは重々理解して
いるのですが・・・」
鼠「ち、ち ()」
透明「残念ながら、あの世ではあなた達の所業は
百罰の形と認識されています」
鼠「ちゅうう (ひゃくばつのけい)」
透明「はい百罰の形とは・・・。」
ネズミ達にとって嫌だろうな~っと思うことを
並べ立てる私・・・。
鼠「ちぃちゅう (そ、そんな)」
透明「ですがこの度、この土地の氏神様のご配慮で
罪を不問にする機会を与えられ皆様を
霊界まで導く役目を私が仰せつかりました」
鼠「ちゅちゅうう (し、しかし、私達は)」
透明「大丈夫ですあなた方の無念は必ず
果たさせましょう
こちらに残る一切の業は、しっかりと
怨みを生んだ方に返させるように
私が責任をもって伝えて行きます
ですから、この期を逃すことのないように
お願い申し上げます」
鼠「・・・・」
ネズミ達の体が徐々に縮まってゆく・・・。
何とか納得してくれたようだ
透明「それでは、今から私が皆さんの御魂を
お送りいたします」
ネズミ達は一列に並んでいる
ちょっと、可愛い・・・
私は続けてネズミ達をあの世に送る作業に入る
続く・・・。
1人でも多くの方々を支えてあげてください
皆様のご協力をお願い致します
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
ポチしてくれると励みになります
コメント
どんな霊も元を正すと、とても純粋な存在なんですね、
相手を導くための嘘はOKなんですね。
鼠さん達、怨みを捨てて楽になれるんですね。
かわいい副音声でした。
怨みって・・・疲れますものね。
透明先生って、本当になんでもできちゃうのですね。
はじめまして。最近透明先生のブログをたまたま目にして、二週間かけて全て読ませて頂きました。
とても知りたかったことがわかり(内容は伏せておきます)今実行中です。
感謝の気持ちを込めて、お礼申し上げます。有難うございます。これからも応援させて頂きます。
透明先生!
本日も貴重なお話しをありがとうございます。
私も読書は良くする方ですが
このブログでの様々な出来事には、お目にかかったことがございません。
本当に驚かされます☆
こんな素晴らしいブログに出会えたこと
心から嬉しく思います♪
しかし、相手を諭す先生の臨機応変の腕前、
歴史上のどんな戦術家よりも秀でた才能のように感じます。
恐れ入りました <(_ _)>
ねずみさんが14匹{ねずみ}{ねずみ}{ねずみ}
絵本の14匹シリーズを思い出しちゃいました{ラブ}
先生 すごい{ラブ}
まったく 想像もつかない世界ですが・・
怨みは・・こわいですね・
{ねずみ}たちも ちゃんと あの世に戻ること・・・
祈ってます。
先生 あまり無理しないでくださいね(*^。^*)