仕事はじめ～！・２

仕事はじめ～・２

透明「ええ～った、宝くじですか」

神治「は、はいお願いします」

透明「ちょ、ちょっと待って

　　　一体何があったんですか」

神治「・・・実は・・・。」

神治さんの話では、今までコツコツ貯めてきた

貯金を昨年初めに友達の会社に投資したらしく

その会社が、年を跨ぐくらいに突然の倒産

調べたところ、どうも計画倒産の疑いも

あるらしいのだが、倒産されては返ってくる

ものも見込めず、年始から路頭に迷っている

とのこと・・・。

透明「・・・そ、その友達っていうのは」

神治「そのまま蒸発してしまって・・・。

　　　連絡も取れない状態です・・・。」

透明「お友達とは、長い付き合いなんですか」

神治「いいえ・・・２年前くらいに知り合って

　　　仲良くしていた方なんですけど・・・。」

うわ～っ何だか絵に描いたような話だな～

しかし、神治さん人が良すぎ

透明「そうだったんですか・・・。」

神治「彼とは、家族ぐるみで仲良くしていたので

　　　まさかとは想うのですが」

透明「それで、宝くじ」

神治「はい・・・無くなってしまったものは

　　　仕方がないと思っています・・・

　　　ですが、今年は娘の受験やローンの返済など

　　　何かとお金がかかることが多くて、このまま

　　　行くと、破産してしまうんです

　　　先生何卒お願いします」

透明「う～～～ん」

困ったな～気持ちはわかるのだが・・・。

透明「神治さん少し落ち着いて話しましょうか」

神治「は、はい・・・。」

透明「神治さんは、宝くじに当たる人って

　　　どんな人か知っていますか」

神治「えっ」

次回、少しクジ運についてお話ししま～す

　　　　　　　　　続く・・・。

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