鑑定ファイル7/玉置さん2
玉置「・・・。」
う~ん、これは困った 原因が無い・・・。
可能性はあるけど、調べてみないと
玉置さんの木人図は曲がって枝に入った訳ではなく、
木人図だけがただ進行している
こういう時は玉置さんが別の木人図に
乗ってしまっていると見た方がよい
要するに玉置さんは、自分の木人図上にいないと言う事になる、
では、どこへ・・・
透明「玉置さん、ちょっと後ろ向いて」
玉置さんが言われた通りに後ろを向く
透明「 やっぱり・・・」
玉置「 あの~何かありましたか」
私の目から視ると玉置さんの首の下あたりに穴が空いている
透明「間違いないね 何か取憑いてるみたいだね」
玉置「えっそ、そ、それって、霊みたいなやつですか」
透明「うん、まあ霊にも色々種類があるから一概に言えないけど、
まあ調べてみましょう」
私のオフィスには、強い結界が張られている
その為憑いているものは外で待っている事になるので、
今は確認出来ない
私は、玉置さんの後ろへ回り穴の空いた部分に手をかざす
透明「・・・なるほど」
席にもどる私。
透明「玉置さんに憑いているのって、生霊だね」
玉置「生霊」
透明「うん、玉置さん誰かに恨まれてるね」
玉置「だ、誰ですかそいつは」
玉置さんは、いきなり席を立ち上がり凄い剣幕で怒り出した
透明「う~ん、玉置さん例えば誰か特定したら、
その人をどうするつもり」
玉置「そりゃ~、何で恨んでいるのか問いただして・・・」
透明「・・・。」
玉置「だって、悔しいじゃないですか
何で私がこんな目に合わなくちゃいけないんですか」
透明「まあもっともだけど、玉置さんなんで恨まれてるかわかる」
玉置「えっ・・・いいえ・・・。」
透明「ふ~っ 玉置さん
生霊って言うのは、余程の恨みや妬みが無い限り
取憑いたりしないんですよ
もし玉置さんがわからない状態で
人に恨みを買うようなことをしているとしたら
それこそ、恐ろしい事じゃないかな」
玉置「・・・はい。」
透明「もちろん恨んだ方にも大きな問題はあるけど、
本人は生霊を飛ばしている意識は無いから
責めるのも難しいしね」
玉置「じゃあどうすれば・・・。」
透明「う~ん、他の霊障ならやりやすかったんだけど・・・。」
玉置「・・・。」
透明「とにかく、まず生霊の意図を突き止めて何とかしましょう」
玉置「あ、ありがとうございます」
さて、まずは生霊が何を望んでいるのか
何を恨んでいるのか
そこから始めないと・・・
私は、もう一度彼の後ろに回り込み、穴に残った思念をさぐる
次回すべてが明らかになります
続く・・・。
コメント
透明さん
へっっ{CARR_EMO_389}
ちょっとちょっと~。
やっぱり こんなことあるんだぁ。穴あいちゃうって。
どうすれば 恨まれたりしないのかなぁ、ね。
次回 待ってるね{CARR_EMO_38}{CARR_EMO_38}楽しみに(^^ゞ
透明先生
何だか怖いですね{汗}
生霊を飛ばすほどの強い恨みって何なんでしょう・・・{なんで}
っていうか現実にあるって事が怖い{涙}
意図がものすごく気になります{びっくり}
透明先生
生霊は強いんですね{汗}<色:#ff00cc>木人図上に居ない色>{超びっくり}
確かにお互いの受け取り方次第で掛け違うとこありますよね{ため息}
感情って厄介{爆弾}
つづきまってま~す{ハート}
次回、明らかになります なんてなんて本当に探偵ドラマみたいですね でも人を恨むって怖いですねそうさせてしまう原因もあったのでしょうがそうまで思う相手の気持ちがつらいですね その人は大丈夫なのでしょうか?ちゃんと立ち直れるのかな?