First meeting・6
リハーサルも終わり、時間の余裕も出来た私たちは
軽い食事をするためにコンビニへ買い出しに行く
こととなった
透明「・・・金子くん、誘わなくていいの」
丸山「う~ん・・・とにかくアイツの分も
買って、食事しながらでも話そう」
佐々木「はぁ~一体何なんだよアイツは」
私たちは、楽屋の前を通り過ぎ、買い出しに
行こうと思ったその瞬間
楽屋の扉が開き、中から金子くんが出てきた。
金子「・・・あの・・・透明さん・・・
ちょっと、いいですか」
透明「」
佐々木「金子お前」
透明「あっそうだ丸さん、俺ちょっと
金子くんと話したいから、二人分
頼めるかな」
丸山「・・・わかった任せるよ」
透明「うんゆっくり選んできてね~」
私は、二人と別れ金子くんと楽屋へ入る・・・。
透明「・・・金子くんは何年ベースやってるの」
金子「・・・あっすみません透明さんとは
初対面なのにちゃんと挨拶もしないで、
今日は、本当にすみませんでした
ベースの金子です」
透明「・・・。」
やっぱり、話がかみ合わない・・・。
金子「実は、聞いて欲しいことがあって・・・。」
うっやっぱりこのパターン
何故だろう私は初対面の人でも必ず最後には
悩みを相談されるようにできているらしい
相手が私の仕事を知っていても、知らなくても、
結局は相談されてしまう
実は、今の仕事をする前それこそ中高生の時には
すでに、初めて会った人や大人の人に重たい悩みを
相談され、無い知識を絞りだしながら自分の意見を
言っていた
そのせいか、不要な知識を沢山吸収するはめになり
わからないことを調べまくる毎日
自分の性質をカバーし、防御してゆくことで、
やっと慣れることができたのだが、
未だにこの連鎖は止まっていないようだ
金子「透明さんには、聞いて欲しくて・・・。」
私は、大きな声で話す
透明「金子くんいつから聞こえないの」
金子「えっ」
透明「複数の音や小さい声が聞こえないんでしょ」
金子「な、なんで、知ってるんですか」
透明「さっき、リハの時にベース借りたでしょ
あの時、色々な音が混ざり合ってて
スタッフの声が聞こえないんじゃないかと
思ってね
それに、ベースを借りたとき、かなり困惑
してたように思ったから・・・。」
金子「・・・・実は・・・3日前くらいから
片耳がおかしくなって・・・・・
それから、どんどん聞こえなくなってきて
俺、ライブ楽しみで・・・今更・・・・
出られないなんて・・・・バンドの皆にも
悪いし・・・本番前にばれたらどうしようって」
なるほど・・・リハに出たくないワケだ・・・。
しかし、このままの状態でライブに出れば
おのずと音はバラバラになる・・・何とかせねば
続く・・・。
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
ああ・・・金子くん、そうだったんですね{ごめんなさい}
私も突発性難聴の経験者なので、耳の聞こえない辛さはよくわかる。
バランス感覚も崩れて、精神的にも肉体的にもとても辛いですよね。
透明先生のお導きで、金子君も最後はきっと元気になるんですよね。
今回のブログも、しっかり読ませていただきます。
透明先生、いつもありがとうございます。寒いのでご自愛くださいませ。
12月は、美味しいケーキがいっぱい店頭に並びますね{ラブラブ}
金子さん、耳のお病気なのでしょうか・・・
それとも、精神的なものなのでしょうか・・・。
透明先生、初対面でも、相談されちゃうなんて
、仏様の様な人相なのかな(笑)
私は、もし、お会いする事が出来たら、
抱きつこうと思っています(笑)
うわ、大変なご病気だったんですね(>_<) 私も川でムーンサルトしまくった日は水が耳に入りすぎて殆ど音が聞こえなくなった体験ありますが、あれが続くのかと思うと汗 先生は絶対良い人オーラ出まくってる気がします(^ω^)
地震…ビックリでしたね…
ブログに戻って…
音楽携わる方にとって「聞こえない」ことは、どれだけ辛いことか…
改めて、当たり前の健康ほど、有難いことはありません…(T_T)
先生、初対面どころか、おめもじしていない、ブログ読者にとっても、先生には甘えたいような、癒されたいような…
…あ、先生、そう嫌がらずに~(^_^;)
包容力は、文章画面からも伝わること、お伝えしたく…
今回のケースの「結」はどうなるのでしょうね!?
打ち明けられるひとがいるだけで
心が楽になれそう。
圧倒的に頼られ役が多い透明先生にとって甘えられる存在とは?(*^^*)
金子さんが先生に甘えてしまう心境わかる、わかる。
お会いしてなくてもブログから漏れてきてますもん…笑
プライド高くって人に弱み見せらんない私までつい甘えさせられてしまうのだろうな~
今、聞こえてる音が聞こえなくなるなんて想像するだけでも恐怖が襲ってきそうです。
金子サンが無事に初ステージを迎えられます様に・・・