狂乱の宝珠・4
透明「まあ、とにかく
受けちゃったものは仕方がない
どうせ今日、その人のお宅にお邪魔する
ことにはなってるんでしょ」
タイ「お、おお
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・」
透明「なにどうしたの」
タイ「い、いや行く前に電話くれって
言ってたんだけどよ~」
透明「・・・・・・・。」
タイ「・・・・・・・。」
透明「往生際が悪い
どうせもう係わっちゃってるんだから
今更、電話したくらいでドウコウなる
もんじゃないでしょう~」
タイ「そ、そうだけどよ~」
透明「はぁ~とにかくダイヤル回して
私が出るから」
タイ「そ、そうか~そうだよな
お前が直接聞いた方がいいな
うんうん」
まったく変なところ小心なんだから
泰蔵さんが電話をかける・・・
「ぷるるるるるるっぷるるるるるるっガチャ」
透明「もしもし私、泰蔵さんからお話を
伺いました透明と申します」
真島「はい・・・あっ、・・・お話は伺っております・・・。」
透明「あの~今日、これからお邪魔しても
よろしいでしょうか」
真島「はい・・・大丈夫です・・・お願いします・・・。」
透明「・・・・・・」
真島「・・・・・・。」
透明「そ、それでは、失礼いたします」
真島「・・・・・ガチャッ」
・・・・・・な、なんだ
何だか、こっちが変なセールスマンみたいに
なっちゃったぞ
透明「タイさんちゃんと話通ってるの」
タイ「あ、当たり前だろうその点は抜かりねぇ~よ」
透明「でも、なんだか変だったけど・・・。」
タイ「変」
透明「うん・・・多分、奥さんだと思うけど、
覇気が無いっていうか、心ここに非ず
っていうか・・・・。」
タイ「・・・やっぱり、ドンドンおかしくなって
るんじゃねぇ~のか
もともと、真島さんの奥さんは元気で
チャキチャキした人だったんだけどな~」
透明「・・・タイさんちょっと急ごうか
何だか嫌な予感がする」
タイ「お、俺も行くのか」
透明「当たり前でしょ~~~~っ」
私は、嫌がる泰蔵さんを車に押し込み
急遽、真島さんのお宅に走り出した・・・
車で30分
超特急で真島さん宅に到着
透明「間に合ってくれよ~っ」
タイ「」
私は、家のチャイムを鳴らす・・・が、
誰も出てこない
透明「タイさん家の裏に回るから、チャイム
鳴らし続けて」
タイ「お、おう」
私は、家の裏側に回り込み、家の中の様子をうかがう
家の中では、今まさにヤバイ光景が繰り広げられていた
透明「ま、まずい」
ちょうど、窓に鍵が掛かっていない
私は、失礼を招致で中に飛び込む
透明「真島さん早まらないで」
真島「」
透明「真島さん先ほどご連絡した透明です
先ずは、テーブルから降りて話をしましょう」
真島「・・・・死なせてください・・・。」
透明「えっ」
真島「もう、死なせて・・・・・」
真島さんは、テーブルの上で泣き崩れた・・・
人が追い詰まっている姿は沢山見てきたが、
ここまで追い詰まってしまった人を見るのは
初めてかもしれない・・・。
一体、何が彼女をここまでにしてしまったのか
続く・・・。
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
ほんと危機一髪(>人<;)
よばれていたのですね、きっと。
タイさん個性強くて面白過ぎますが、よい仕事していますね☆
個人的にはいっしょに盃を交してみたい相手ですが…笑
2013年も先生がご無事で幸せでいられますようにブログ仲間で祈りましょう*\(^o^)/*
何という間一髪((((;゚Д゚)))))))
泰蔵さんも透明先生もGJです!
ノロの呪いではなさそうですね。失礼しました。
あ~っ間に合って良かったです。
真島さん、大業にならずにすみましたね。
さすが、透明先生です。
うひゃああ{汗}危機一髪{超びっくり}
いったい真島さんに何があったんでしょうか{汗}
間に合って良かった
先生…今までどれだけ様々な修羅場に遭遇されてたか…(;_;)
そして先生のお心配り、お気遣いの尊さを思います
だけど、そんなに真島さん追い詰めさせる原因て…
・・・・・・・・・{ショック}
本当に間一髪でしたね{汗}
一つの尊い命が救われて良かった{グズン}{涙}
先生すごい・・・・・
どんな展開になっていくのでしょう
ハラハラ、ドキドキです{汗}
こ、怖かったです‥(T ^ T)
間に合ってよかったです(T ^ T)