下は大火事上は大水な~んだ・6
透明「・・・万物を司る宿曜二十七・・・・
放させ包せ・・・室宿(しつしゅく)・・・。
はぁ~後、もう少し」
時間は、16:40
歩きに歩いた道のりも、後10キロに満たない
ところまできました~
しかし、疲れた~
透明「あれなんだ」
前方、100メートルに人だかり
少し気になる・・・でも
「透明歩けばトラブルに巻き込まれる」
最近の自分の格言を自分に言い聞かせながら
その人だかりを避けて通り過ぎる・・・
「誰か、助けてください
救急車を呼んで~~~っ」
透明「」
人混みから聞こえてくる声に条件反射を
してしまった私は、いつの間にか人混みを
かき分けて入っていた
私って・・・
透明「どうしました」
母親「息子が、息子が落ちて」
息子が落ちた
でも、ここには家もビルも無い・・・。
しかし、お母さんに抱えられた子供は
意識を失っているようだ
透明「お母さん落ち着いて
何があったんですか」
母親「息子が、自転車から突然落ちて
頭を打ったみたいで
意識が無いんです」
透明「すみません誰か救急車は」
「ザワザワ・・・。」「誰か呼んでなかったか」
「さっき、誰か呼んでたような気が・・・。」
マズイ皆、お母さんの叫び声に圧倒されて
集団パニック状態だ
透明「すみません、そこの男性の方
もう一度、救急車を呼んでくれませんか」
「は、はい」
透明「お母さん息子さんの頭見せてもらって
いいですか」
母親「は、はい」
私は、息子の頭をあまり揺らさないように
軽く撫でる・・・
透明「(外傷は無い・・・鬱血もしてないようだ
後は・・・・・。)」
能力解放
子供の脳波を探る・・・。
透明「・・・・・なるほど」
どうやら軽い脳しんとうのようだ
私はすかさず子供の後ろへ回り込む・・・。
透明「(頸椎と背骨の位置を合わせて
肋骨を広げるように・・・。)
・・・ほっ」
子供「げほげほっ・・・きょとん」
母親「」
透明「こんにちは、ボクお名前は」
子供「・・・ゆうた」
透明「いくつかな」
子供「5歳」
母親「雄太」
お母さんは、必死に息子を抱きしめる
透明「お母さん
まだ、あまり揺らしちゃダメですよ
多分、軽い脳しんとうだと思いますが、
一応、救急車に乗って病院で見てもらって
ください」
母親「ありがとうございますありがとうございます」
透明「それと雄太くんを座らせた状態で、少し起こして
おいてくださいね」
母親「は、はい」
人にお礼を言われるのがちょっと苦手な私は
私は、お母さんが雄太くんを座らせている間に
人混みをそっと抜け、少し早足で歩き出した・・・。
遠くから救急車の音が聞こえてくる
安心した私は、時間を巻き戻すように
先を急いだ・・・
師匠から教わったことが意外なところで
役に立つ
医学・整体・人体波形・・・。
拳法を教わって得た知識は、人体構成に
非常に役に立つ
師匠がよく言っていたことを思い出す
「経験は、かけがえのない財産
どんなことでも、学び得ることは
時として、色々なものに役に立つものだよ」
私は、青い空の下
師匠の言葉を噛みしめていた
目的地まで、後、8キロ
透明「今回は、全然進めなかった~~~っ」
続く・・・。
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
透明先生おはようございます{笑}
さすが先生{パチパチ}
軽い脳しんとうだけですんだようなのでよかったです{わお}
残り8K・・疲れもピークでしょうが何とか頑張ってください{ガッテン}{火}
次回は、なぞなぞの答えもわかるのかな{りんごちゃんNG}{はてな}
きゃ~、先生かっこ良いです。
今日もほっこりさせて頂きました。
人間として生を得た以上は、どんな経験も意味があることと思いますm(__)m
にしても今回、先生の、とある1日の出来事なんですよね…
密度濃いです~(^_^;)
凄いですね!人助けしまくりです!
メシヤすぐる((((;゚Д゚)))))))
事の起こり具合がコナン並な気がします(^ω^)