夏の日の想い出・2
2012年7月
この日私は、都合で岩手県のある町に
やってきていました
そこは、未だ震災の爪痕を残したままの町と
多くの人々が力を合わせ復興のために
努力している姿が印象的な場所でした
私も時間のある時はお手伝いをさせて
いただきましたが、なかなか復興には時間が
かかることを痛感させられる毎日・・・
自分の不甲斐なさにも腹立たしさを覚える
透明でした・・・。
透明「はぁ~なかなか進まん」
吉備「お~い少し休憩しよう」
透明「は~い」
吉備 聡志(きび さとし)さん
今日は、時間が空いたので
吉備さんの畑の残骸処理を手伝っていた
吉備さんの話では、畑が復活するにはまだ、2年は
かかるとのことだった・・・
それでも畑を復活させて、沢山の人に野菜を食べて
もらおうと一生懸命の吉備さんを見て、私の方が
励まされる想いがしていた
そんなとき・・・。
竹林「す、すみません」
透明「」
吉備「おお~っ竹林さんどうした」
竹林「あ、あのジュンナを見ませんでしたか」
吉備「う~ん、いや今日は見てないけどな~
何かあったのか」
竹林「ジュンナが見あたらないんです
しばらくしたら帰ってくると思って
待っていたのですがいっこうに帰ってこなくて」
吉備「そりゃ~心配だ駐在さんには言ったのかい」
竹林「いいえ、まだこれから行こうかと」
吉備「それがいいワシも探してみるよ」
透明「あの~」
竹林「」
透明「吉備さん私も一緒に探しにいっていいですか」
吉備「おおすまんね畑はもう良いから、ジュンナちゃん
を探してやってくれ」
透明「わかりましたえ~っと、竹林さんでしたよね
その、ジュンナちゃんの写真かなにか、もっていますか」
竹林「は、はいすみません、見ず知らずの方に
手伝っていただいて・・・」
透明「いいえ困ったときはお互い様です」
竹林「これでいいですか」
竹林さんは、ジュンナちゃんの写真をみせてくれる
透明「(あれ男の子ジュンナって名前だから
てっきり女の子と思っちゃった)
わかりました
この写真、預かってもいいですか」
竹林「は、はい」
透明「私はあちらを探しますので、
竹林さんは駐在さんのところへ
後、携帯の番号を教えておきますので
後で一度かけてください
私の方からも連絡しますので」
竹林「は、はいわかりました」
畑のお手伝いが一変、人捜しに
私は、呼吸を整え感覚を鋭敏にしてゆく・・・。
続く・・・。
おすすめのお店で~す 是非役立ててくださいね
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コメント
透明先生、いつも素敵なブログをありがとうございます。
故郷のお話で、とても楽しみです。
透明先生が探したら、すぐ見つかりますね。
ジュンナくん・・・どんなお子さんなのかなぁ・・・。
続き、楽しみにしています。
今回も不思議な話になりそうで楽しみです(^ω^)
子供に対する愛情深さは半端ない透明先生ですもの、きっと今回も、何か忘れていたものを気づかせてくれる話な気がします(^-^)/