夏の日の想い出・4
黒揚羽に連れられて30分
何気に深い森を急ぎ足で登る・・・
透明「はぁはぁはぁはぁ揚羽・・・
ま、まだ」
揚羽「もう少しです」
透明「さ、さすがに疲れた」
揚羽「ご主人もう疲れたのですか
あまり気力を減らすと、食べますよ」
意外な一言かもしれませんが鬼である式神の
使役は個人の気力を渡す契約のもとに結ばれる
もし、術者が気力を失い約定を違えれば、
鬼である彼女は、確実に私の寿命である気質を
喰らいつくすだろう・・・。
透明「わかってるよでも、こんなに深くまで
小さい子が一人じゃ危険だよね
迷子にでもなったのかな~」
揚羽「・・・多分違うと思います」
透明「どういうこと」
揚羽「さあ」
イラッ本当にこいつは
とにかく、急がなくては
私は急ぎ、山の奥へ・・・。
揚羽「確か、この辺りだと思います」
透明「はぁはぁはぁはぁ・・・ふっ~
・・・・・・いた」
そこは、山の中腹辺りにある少しひらけた場所
太陽が差し込み、沢山の草花が咲き乱れている
なんとも幻想的な場所だった
透明「」
揚羽「ねっ変でしょ」
透明「誰と話しているんだ」
私達が見た光景は、意外なものだった
一人で遊んでいる淳和くんは、しきりに誰かと
話しているというより、叫んでいる
揚羽「行きましょう」
透明「ちょっと待って」
揚羽「」
私は、淳和くんの行動をしばらく見ていた
突然笑ったり、泣き出したり、走り出したり、
淳和くんは誰かと遊んでいるように見えるが
実際は誰もいない
霊力をフル回転しても相手が視えないのだ
それに、淳和くんは言葉が出ていない
いや、言葉を失っていて、音として何かを
話しているように見える・・・・。
一体、どういうことなんだ
続く・・・。
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コメント
黒揚羽さんは彼女だったのですね。でもなんか男前です。
透明先生こんにちは。
黒揚羽さんは女性なんですね。というか、鬼にも性別はあるんですね。鬼というとなんだか男性のイメージがあったので驚きです。
それから、淳和君が無事に見つかって良かったです。
ただ、誰と話をしているのかというのが気になります。しかも先生にも見えていないし。霊的なものではないということでしょうか。それとも淳和君のイマジナリーコンパニオンなのでしょうか。
暑い日が続いているので、体調には気を付けてくださいね。
初めてコメントします。最初からやっと読み 追い付きました{CARR_EMO_334} 透明先生 お身体ご自愛くださいね{CARR_EMO_65} blog更新も楽しみですが 先生のお身体ありきです。陰ながら応援&ファンでいさせて下さいね{CARR_EMO_393}
先生、やっぱりツッコミ上等だなあ…(^_^;)
式神さんとの契約にもリターンもあるけどリスクもあるわけですね…
便利だけど命懸けビジネスライク{CARR_EMO_334}
じゅんなくんだけなのか、それともある年齢までの子供には、霊的なだけでない、もっと違う、何か計り知れない感覚があるんでしょうかね?
妄想力なら私も負けないけれども…(^_^;)
そういえば、円さんがキャラ被るって言ってましたもんね笑!!
じゅんなくん、どういう状況なんでしょう。声を失ってるのは、普段から…なのかなぁ??だとしたらお母さん、行方不明になってむちゃくちゃ心配だろうなぁ>_<